観てきたぜ!『脳内ポイズンベリー』!(※ネタバレなし)

のっけからなんのハナシかデスガ、童貞である。
童貞なので、女の人がナニを考えてるか教えてくれる映画!と言えばコレはもう、観ないワケにはいかない。
痛みを伴う告白だが、こう書きゃタマタマこちらのブログに迷い込んでしまった女性陣の半分くらいは去ってくだろう。
そうだ!去れ!去るのだ!女なんて…女なんて…女なんてぇぇぇ!

マァそんなコトはとてもどーでもヨイのですが、『脳内ポイズンベリー』、面白かったよっ!
いや~、笑った。優柔不断なダメ女(真木よう子)の脳内で喧々諤々の議論を戦わせる擬人化された思考たち!
ポジティブ!ネガティブ!衝動(実際はむしろ欲望)!理性!記憶!そして議論が紛糾したときに現れる忘却&思考停止!
ははは、キャラクターが極端に分かれてて、なんかマンガみたいで楽しいぞ!
あ、マンガ原作だったか。

大体アレだね、ツマンネェ映画ってのはクドクド説明したりしてダレるもんですが、この映画は違う!
冒頭からなんの説明もなく恋が始まり、そして観てる側は真木さんの脳内に放り込まれんのだ!
イイネ!スッキリしてて!

で、映画は芸術家志望の年下フリーターと真木さんの恋愛と、真木さんの脳内会議を交互に描く。
このフリーター、とにかくガキで無気力(でもイケメン)なダメな人なのだが、真木さんも負けず劣らずダメなんで、普通に会話してるだけですぐに脳内会議が紛糾、突然キレだしたりその場から消えたりする。
ダメな人のダメな恋愛映画なのだ。

http://www.cinemacafe.net
http://www.cinemacafe.net ニット帽と真木さん。なにこれ、めっちゃカワイイ!

しかしダメではあっても真木さんはとてもカワイイ。ずーっと目を見開いてんですが、なんかその顔がネコちゃんみたいである。
ってなワケでその瞳に吸い寄せられるよーに別のオトコもやってくる。この人は出版社の人で、なんでしょう、とてもオトナな感じ。常に相手に配慮して、安定した自分っつーのを持っていてとゆー、フリーター君とは正反対の人なのだ。

真木さんは三十路である。
付き合うならイケメンのフリーターがイイ。
でも、結婚するなら出版社の人がイイ…。
ってなワケで、脳内は大混乱に陥るのだった。

ところでこの出版社の人役の俳優さん、成河(ソンハ)さんとかいう韓国系の人らしいが、この人の演技がとても良かった。
オトナなんで基本表情とか崩さないが、些細な仕草なんかで上手いこと感情の機微を伝えるって感じ。
俳優さんっつーと理性役の西島秀俊さんも良かったナ~。やりたい放題の他の思考たちを取りまとめようと必死なんですが、ソレを迫真の演技で魅せる!
しかし基本、他の思考たちはアホなんで、西島さんが真面目に演じれば演じるほど笑えてきちゃうのだ。
他の思考さんたちも楽しい演技してたりするが、でもやっぱり一番は真木さんな!いや~、真木さんカワイイよ!真木さん!

http://torrentbutler.eu
http://torrentbutler.eu 明日(受精)に向かって走るが、ゴムの壁にぶち当たって落胆する精子たち(いやホントに)。

まぁハナシはそんな風に進むのだが、ソコで思い出したのが『宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式』(1999)だった。
いやもうタイトルからしてヒドイが、しかしやってるコトは男版『脳内ポイズンベリー』である。
コッチの映画は別に脳内会議とかしないが、代わりに擬人化された精子たちが競争をする。
オトコはチ○ポコでモノを考える(らしい)んである。
バカなんである(いや、この映画が)

で『宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式』は一組のカップルの出会いからその結末までを観察した宇宙人が、彼らにとっては奇妙に見えるその行動をナレーションで説明するって設定。
宇宙人にとっては恋愛なんてどーでもよく、交尾だけが問題なんで、出会ってもナカナカ交尾しない、してもスキン着けたりする人間が奇妙に映るのだ。
なるほど、宇宙人の目から見ると、なんとも人間はメンドクサイ生き物である。
いや別に、そんな真面目じゃないゲラゲラ笑える映画なんだけど。

宇宙人から見ると『脳内ポイズンベリー』の真木さんはおよそ理解不能な生き物だろうが、ソレは童貞から見ても同じである。
うん、ハッキリ言うわ。俺、こーゆー女の人クソバカだと思ってます!
大体さぁ、この人周りのコト考えなすぎるんだよー。
自分だけが大事でさぁ?自分の言動がいかに周りの人を傷つけてるかとか、そーゆーの一切考えねーんだもん。

http://nishijimasan.jugem.jp
http://nishijimasan.jugem.jp 「…なんだ?なにが起こってるんだ?童貞がオンナを語り出したようだが…」

「ははは、童貞クン。君は女心が分かってないナァ」

と俺の脳内リア充(でも童貞)の声が聞こえるよーだが…ざけんなバカヤロー!
女心もなにもないって!ただ単に真木さん(の役)がガキなんだって!
ガキ、とゆーのは自分だけが全てで、他の人が見えてないよーな人のコトを言う。
真木さんにとっちゃ自分と自分の世界だけが全てなんで、だから脳内のハナシになる。
そこにいるのは全部自分の一部で、他人が介入する余地なんて少しもねーんである。

そしてもう一度ゆーが、そんなもんは女心ではない。
童貞の言うコトにゃ説得力ないが、しかし俺の夜のお店経験から言えばそーである!
いや夜のお店で何が分かるかとお思いかもしれませんが!
が!お水の方々とゆーのは如何にウソを吐いてバカなオトコどもを喜ばせてカネを搾り取るかを考える!
であるからして、少なくとも彼女たちには他人が見えてんのだ!
他人とどう接するかを考えてんのだ!
それがオトナってヤツである!
なのでこの映画は単に、ダメでガキな人の幼稚な恋愛映画なんであるッ!

http://prcm.jp
http://prcm.jp 「分かったから!もう分かったからやめろって!それ以上言ったらミジメになるだけだって!」

…いや別に、面白いからどーでもいーけどね。
そうそう、面白いのよ、この映画。
映画マニアからは不興を買う、とゆーか無視される映画だとは思う。
欲が無いのだ。映画に対する欲が。

ソレってのは例えば、画作りとか脚本の平坦さである。
もっと面白い画にしてやるぞ!もっと面白い展開にしてやるぞ!…みたいな、そーゆーのが無い。
その欲の深さが映画とテレビドラマの違いだと思うが、そーゆーワケで欲が無いんで、なんだかテレビドラマみたいな映画なのだ。
良くも悪くも、って感じか。テレビドラマ的ってコトは、映像もストーリーも全部スっとアタマに入ってくるってコトでもある。
だから、映画的じゃないにしても、楽しくはあるのだ。

なんか、そんな映画だったナ。

【ママー!これ買ってー!】


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いや『脳内ポイズンベリー』観に行くよーな人がこのジャケットに食いつくとは全く思えないが、そんなコト言ったらこんなルサンチマン爆発の感想を最後まで読むワケもないんで、関係なく貼る。
マァしかし、ジャケットはとても恥ずかしかったりするが、内容は意外とライトなラブコメだったりする。
カップルあるあるが満載(らしい)なので、カップルで観たらいーんじゃないすか。
友達集めてビール片手に観ても盛り上がると思われる。

なにはともあれ、精子たちの奮闘っぷりは必見。
全ての男どもは涙を禁じえないだろう。
なんかゴメンな!いつも無駄な大量殺戮しちゃって!

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