ロバート・アルトマン監督のドキュメンタリー映画、秋に全国公開だそうな

『ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』って映画がやるらしい。
アルトマンのドキュメンタリーか…観たい、コレは観たい。

アルトマンっつーとアレだ、物凄い捉えどころの無いフワフワした監督である。
単純にフィルモグラフィー膨大なせいってのもあるが、「コレは俺の映画だぁ!」みたいな押しがほぼ皆無、かつすげー実験的な映画撮ったかと思えばエライやる気の無いお仕事映画も普通に撮ったりするから、なんかもうタイヘン。
でも、ソコがかっけーんだよなぁ、この人。

俺的にゃアルトマンっつったらやっぱ『ロング・グッドバイ』(1973)がいちばんに頭に浮かぶんだけど、ソコに出てくる私立探偵フィリップ・マーロウ=エリオット・グールドのキャラを、俺はどーしてもアルトマンその人としてイメージしてしまう。

いっつもタバコ吸いながらフラフラしてて、誰に対してもダルーく適当に接して、ほんでリラックスしてて。
でもやるときゃやるし、表には絶対に出そうとしないけど、胸の奥には信念ってヤツを秘めてる。
それがマーロウで、アルトマンなんだろーなーとか思っちゃうのだ。

まぁマーロウみたいな達観した感じとゆーか、もっと映画で遊びまくって、真面目な人やモノをおちょくりまくる人ではある。
アドリブや偶然を映画にたくさん取り入れて、なにか完成された、統一されたモノを嫌うよーなトコがある。だからノイズ的なもんとかお祭り騒ぎが大好き。
ジャズっぽい人なんだろナ。ジャズ映画撮ってるし。
やっぱかっけーよ、なんか粋でさ。

http://pixgood.com
http://pixgood.com バッド・コートとサリー・ケラーマン。『M★A★S★H マッシュ』の撮影では、ヌードシーンで服を脱ごうとしないケラーマンに対し、アルトマンは自分が全裸になるコトで対抗(?)したそうです。

映画にはアルトマンの家族やゆかりのある俳優・監督なんかが出てくるらしい。
キャストにアルトマンとは『ザ・プレイヤー』(1992)でしか仕事をしてない(しかも1シーンだけ)ハズのブルース・ウィリスの名前がある一方、初期の迷ケッ作『バード★シット』(1970)の撮影に際してアルトマンが発掘、その後何作もアルトマン映画に出たシェリー・デュバルの名前が無いのは釈然としないが、まぁいっか。

エリオット・グールドとかリリー・トムリン、サリー・ケラーマンらアルトマン映画の顔は出てる。
そしてアルトマン映画初期の常連マイケル・マーフィやバッド・コートは出てないらしいのだが、デュバルの不参加も考えると、どうも比較的アルトマン後期にスポットライトを当てた構成になってるよーである。

http://www.blastr.com
http://www.blastr.com 今や巨匠のポール・トーマス・アンダーソン。

IMDbを見ると、ブルース・ウィリスらビッグネームを差し置いてポール・トーマス・アンダーソン監督がキャストの筆頭に挙がってる。
アンダーソンはアルトマンからの影響を公言して憚らないが(公言しなくてもその映画を観りゃ一目瞭然ではある)、この人アルトマンの遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006)の現場に顔を出してたくらいアルトマンが好きだったらしい。

『今宵、フィッツジェラルド劇場で』にはジョン・C・ライリーが出てるが、この人も映画に出てる。
んでアルトマン映画に出てた記憶無いが、フィリップ・ベイカー・ホールも出演。
ライリーとホールはアンダーソン映画の初期の常連なワケで、映画じゃそのあたりの繋がりがアンダーソンの口から聞けそう。
晩年のアルトマンはアンダーソンと関係が深かったらしいんで、そっからアルトマンを描く、とゆーコンセプトなんだろう、多分。

http://blogs.indiewire.com
http://blogs.indiewire.com そしてロバート・アルトマン。

ゆかりのある人物へのインタビューの他、映画にはアルトマン映画のメイキング・フィルムやホームビデオも収められてるとか。
ジャズな人の素の姿を見る、とゆーのはなにか無粋な気もするが、しゃーない。見たいもんは見たい。
願わくば、『M★A★S★H マッシュ』(1970)の現場でふざけて全裸になったアルトマンの姿が見れたらいーなー、と思う。

マァなにはともあれ、楽しみ。

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