謎短編映画『The Space Dream』を探検して夢の残骸を拾う!

テクノロジーの発達により誰もが手軽に映画を撮り、そして誰もが手軽に消費することが可能となった現代…すでに飽和状態にありながらも映画界は膨張を続け、今や人跡未踏のジャングルと化しつつある。
だが! 秘境にこそ夢がある! ロマンがある! 自分だけのお宝がきっとある!
そう! 我ら謎予告編探検隊!

どこの馬の骨とも知れん変な安い映画の予告編探してきて軽薄にもナニコレー変なのーと遊ぶつもりだったが、これはもしかして本気で良い映画なんじゃないか。
何言ってんのか一分たりとも分からんが、うーん、たぶん会社勤めにも恋人との関係にも疲れたオッサンが墜落した宇宙船の残骸を拾う話だろう。
なにか人生を諦めかけた人が拾った宇宙船の残骸に孤独な自分を重ね合わせ、宇宙に想いを馳せ、ほんで失った夢を少しだけ取り戻すみたいな感じのちょいファンタジックな人間ドラマっぽいが。
最後、ティッシュ箱が宙に浮く。『惑星ソラリス』(1972)みたいで超グっとくる。

しかし困ったなこれは。NITRO MOVIESなる自主制作ユニットか貧乏な独立プロの短編映画だろうとは思うが、シンプルすぎるネーミングのせいで軽く検索かけたぐらいじゃ全然詳細が分からないし、そもそもこれアラビア語? ぐらいの語学力なんでどこの国の映画かさえも分からない。
この予告編自体が宇宙から降ってきた宇宙船の残骸の如し。とってもロマンのある予告編である…。

相変わらず何言ってんのか分からんがメイキングもあった。
人の良さそうな兄ちゃんたちが宇宙船の内部を作ってる。ってことはこれ宇宙船のシーンもちゃんとあんのだ。
む、ますます謎が増すな…俳優が妙な椅子に座って喋ってるが、あの椅子なんだ? 『スタートレック』的な要素もあるんだろか…。
五里霧中。でもこんなタイトルの映画を金はないが夢はある系っぽい人たちが楽しそうに作ってる光景はジンワリ沁みる。いやマジで。

たぶん同じスタッフが作ってんだと思うが、ストーリー不明もこっちのアクション短編もやっぱちゃんと面白いのだ。
エンドロールにリンキンパーク『Numb』が流れるあたり中二感あってイイ。絶対、無許可。

なんだろなぁこれは。なんなんだろうなぁ。
NITRO MOVIES、何者? なに『The Space Dream』って?
これはいつか本編観たいぞ…きっと良い映画だと思うぞ…だからせめて英語字幕をお願いします…。
(追記:youtubeに字幕機能があったことを今更ながら知ったが字幕付きで見たところでSFだったのかぐらいな感じしか分からないのだった)

(文・さわだきんたま)

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