『Death』&『Dil for U』の予告編でボリウッドVシネ最前線を探検!

テクノロジーの発達により誰もが手軽に映画を撮り、そして誰もが手軽に消費することが可能となった現代…すでに飽和状態にありながらも映画界は膨張を続け、今や人跡未踏のジャングルと化しつつある。
だが! 秘境にこそ夢がある! ロマンがある! 自分だけのお宝がきっとある!
そう! 我ら謎予告編探検隊!

のっけから水着ねーちゃんの横乳特大アップとあって品性などカケラもないがそもそも映画に品性を求めない客層をターゲットとした底予算Vシネ、いやいや今の時代ならYoutubeなのでYシネかもしれないがともかくこんな映画に下品だのバカだのと言う方がバカであり品がない、それに知的資源の浪費である。温室効果ガスの削減に向けた取り組みが世界レベルで行われている昨今、決して褒められた行為ではないだろう。
知的資源の浪費がどう温室効果ガスと関係するのか? こちらの資料をご覧頂きたい。温室効果ガスの排出量といえばぶっちぎりで中国アメリカだがその後をインドが追う。つまりY談系Yシネ『Death』、インド映画Death!
この、論理破綻。いつものパターン。

ほんでこれ作ったPURPLE TALKIESとゆープロダクションはエロVシネをいっぱい出してるとこらしい。他はどうか知らんがとにかく『Death』はオッパイと爆破と銃撃戦、Vシネ三種の神器が揃ってるっぽい。それさえあれば世界中のバカに売れる! グローバル戦略である。
主演男優の大げさな芝居、ブサイクなヒロインの艶姿もポイント高し。最大の観たくなるポイントは、あんま面白くないんだろなと思わせるところ。

『Dil for U』…素晴しすぎる短編映画である。
腕っ節が強く人情に厚い熱血快男子が恋に落ちた。愛しの彼女に魔の手が迫ったとき、熱血男の怒りの鉄拳が炸裂する…言語は一切分からないがそれ以上のストーリーは絶対ないだろう。だがある必要もない! 男は拳で語るのみっ!

とにかく主演の誰か知らないインド人が輝いている。始まってすぐにインドな調べと共に誰か知らないインド人の素敵スマイル。インド行くと人生変わるぞなどとうそぶく輩は信用しないことにしていたが、これを見て気が変わった。インド行くと人生変わります。
だがそれだけではない。惚れたブサイクな女のためにこのインド人が戦う、戦う、戦う! ちょっとブルース・リーを意識しながら戦う!
ダサいチェックのシャツを意味もなくはだけるシーンはスローモーション! ブサイク彼女の周りをバカみたいに舞い踊るシーンもスローモーション!
カ…カッコイイ…! 予告編の最後、なにか叫んでるがたぶん「クリリンのことか!」的なこと言ってるに違いない! これだ!(なにが?)

ズビシ! ドブシ! とベタな効果音といい誰か知らないインド人の熱血キャラといいジャンプ漫画的ユートピアがここに凝縮されている。
なにか主演の人の俺PR企画みたいな気もするが、こんなに恥ずかしげもなくPRされたら惚れるしかないだろ。
『Dil for U』…ボリウッドの層の厚さをまざまざと見せつけられるアツイ傑作であると本編を見もせずに断言する!

(文・さわだきんたま)

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