『キング・オブ・エジプト』の縦型スマホ予告編を冒険する!

テクノロジーの発達により誰もが手軽に映画を撮り、そして誰もが手軽に消費することが可能となった現代…すでに飽和状態にありながらも映画界は膨張を続け、今や人跡未踏のジャングルと化しつつある。
だが! 秘境にこそ夢がある! ロマンがある! 自分だけのお宝がきっとある!
そう! 我ら謎予告編探検隊!

へぇ、こりゃ面白い。思わずスマホで見ちゃったよ。なるほどこんな形もアリか。
別に謎もクソもないが珍しくはあった(他にあんのか?)スマホ対応縦型予告編。ウェブサイトも予告編もレスポンシブの時代です。
しかしアレだな、こんだけ素材を切り刻んで良しとする洋画予告編もざらにないとゆーか。こんだけ手ぇ加えるのも今時珍しいとゆーか。
これはなにかよっぽど本編に引きがないことの表れなのか…いや本予告は別にあるわけだから話題になりゃいいぐらいな感じなんでしょうが。

果たして『キング・オブ・エジプト』をどれだけの人が楽しみにしてるかは知らんがギャガふざけんなと怒る人もいんじゃないかこれは。
洋画のスタイリッシュなオリジナルポスターと基本ダサい日本版ポスターの落差がよく嘆かれたりするが、これだけ見るとオリジナルに対する冒涜度はその比ではない。日本版エンディングテーマや芸能人吹き替えを大プッシュした予告編が可愛く見える。
なんだろな、今度SNSが題材のホラー映画やるらしいがそーゆー映画の予告編でこのスタイルならなんとなく分かるよなんとなく。でも『キング・オブ・エジプト』はあらゆる意味でスマホとか関係ないだろ…この関連度の低さは『チェンジリング』(1979)の日本版エンディングテーマがヒカシューの『パイク』だった事件に匹敵するな!

あぁなるほど、このMVが先にあってそんでその話題に乗っかったのか…あれ、ちょっと良いなリリカルスクール…。
しかしまぁみんな色々考えるなぁ。そうだよな、普通に劇中映像ちょっと流すぐらいの予告編じゃヤングの目ぇ惹かないもんな。
なにか求人ポスターに萌えキャラを入れてくるよーなダサさ安易さな気がするが、10年くらい前によくあったjavascriptでポップアップ出したりして驚かせるホラー系ジョークサイトの挙動を思わせ新奇性より懐かしさを感じる気もするが、こんぐらいせんいかんと思われてんでしょたぶん。
どうせアレックス・プロヤスの映画だしな…『クロウ』(1994)と『ダークシティ』(1998)の人(だった…)アレックス・プロヤスの映画だしな!

これは別にスマホスタイルが上手く行ってる気しないが、、やっぱ面白いんじゃないかなこーゆー試みは。いや、もうストレートな予告編とか見てもなんも面白くないんでどんどん変なのやって欲しいっすよ。
なにもキューブリック映画のスタイリッシュ予告編とまでは申しませんが、MAD感覚の面白予告編とゆーのも時代の要請なんじゃなかろかと思うところもあり。
最終的には映画館で流れる予告が全部木曜洋画劇場の番宣みたいになれば映画を観る楽しみも少しは増すってもんじゃないかな!

(文・さわだきんたま)

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