自分探しホラー『It wants to be Born』の予告編とフィル・サントスの世界を冒険する!

テクノロジーの発達により誰もが手軽に映画を撮り、そして誰もが手軽に消費することが可能となった現代…すでに飽和状態にありながらも映画界は膨張を続け、今や人跡未踏のジャングルと化しつつある。
だが! 秘境にこそ夢がある! ロマンがある! 自分だけのお宝がきっとある!
そう! 我ら謎予告編探検隊!

うわカッコいいなこれ。たかだか短編映画のくせに「1st Official Trailer」とかカッコつけやがってと思ったが実際カッコいいんだからしょうがないな。察するに『ベイビーブラッド』(1990)みたいなもんじゃないすかこれは。悪魔の子を宿した女がヤリまくりながら殺りまくってくの。
しかしのっけからちょっとそこらへんの安ホラーとは志が違うっつーか。いや、だいぶ音楽に引きずられてる気もするが…でも悪魔崇拝者が出てくるとこのカッティングとかセンスしか感じないしな。グチャグチャ人が死んでく風の血塗れ映画をこーやって見せるっつーのはやっぱセンスなんじゃないすか。
うん、やっぱカッケーわ。優勝。短編ホラー予告編グランプリ優勝。これはもう超観たい。

フィル・サントスって監督か。自作の短編予告編を自分のアカウントでyoutubeにアップしてるヤツの九割くらいは正体不明のアマチュアだろうと思ってたがこの人はIMDbにも名前が載っていた。
『Dead Rush』(2016)でグリップ、『BITS Television』(2016)でキーグリップに昇格。おめでとうございます。ところでキーグリップってアメリカ映画のクレジットでよく見るが一体どんな役割だろうと思ったらカメラとか照明とかセットする人たちの長とのこと。へぇー。

『Red Lark』(2015)なる短編では出演。文字通りの意味で友情出演だと思うが、なんか普段インディペンデントの現場で働いてたまに自分でも短編撮って映画祭とか出してる系の若い人なんだろうこの人は。
よしとりあえず名前覚えた。フィル・サントス。フィル・サントスだな。どれ他の予告編も上がってるから見てみよう。

…全然面白そうじゃない! だいたいこれじゃなにがなんだか分かんないよ! いや、とりあえず血塗れにしたいなぁみたいな感じは分かったが…。
しかしこれが2014年の作で『It wants to be Born』が2016年とゆーからこの二年だかの間にお前に何があったんだと思うぞフィル・サントス。そらまぁこっちの短編だって観てみなきゃ分からんけども…。

まぁやってることは意外と変わらないのかもしんない。動画解説に簡潔に「The incident: “The House Party Massacre”」とあって大変潔いが(あぁ人がいっぱい死んで血塗れになるんですね!)、たぶん『It wants to be Born』も80年代くらいのゴア映画スプラッター映画の現代風解釈とかそんな感じなんじゃないすか。きっとその類の映画が好きでしょうがないんだろうこの人は。

うーん、期待の新人だなフィル・サントス!

(文・さわだきんたま)

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