暴力には暴力で抵抗だ映画『RRR』感想文
この監督ジョン・ウー絶対にめっちゃ好きだろっていうインドのジョン・ウー映画です。至福かつ激熱。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
この監督ジョン・ウー絶対にめっちゃ好きだろっていうインドのジョン・ウー映画です。至福かつ激熱。
わりと悪く書いてますけどそれは俺が映画の後半をゴッソリ寝て見落としていたからなので信用しない方がいいです。
今回の幸福映画はとてもつらいかったです。いつもつらいんですが。
今年2022年の夏は日本でも最新台湾ホラーの『哭悲』や『呪詛』が話題になったが、そこで真打ち登場、2015年に公開され台湾で大ヒットを飛ばした『紅い服の少女』とその続編がついに日本でも劇場公開の運びとなった。というわけで観てきましたんで感想でーす。
粋な映画ですなぁこれは。こういう映画をサラッと撮れる香港映画人に憧れてしまう。
展開に抑揚がないので俺はたくさん寝ましたけれどもクセが強いってことは映画として悪いことではないですからイイんじゃないでしょーか。俺は好きじゃないけど。
基本ガキ向けのアトラクション映画だがポストクレジット映像が衝撃的。いやーこれは映画館で体感できてよかった。奇跡ですね。映画の神様がわけわからんところで舞い降りました。
ただただダイアナ妃の在りし日の映像とダイアナ妃が消えた日の映像を流すことで、ダイアナ妃の居たイギリスを、イギリス国民を見せる。そんな映画。よいです。
音もなく糸が切れた人形のように死んでいく人々と人肌を感じさせないメカニカルな特殊部隊の所作、突然始まりあっけなく終わる銃撃戦、真実を見失って下水の闇に逃げ込む男…なんとも渋いミリタリー・ノワールの佳作。
こういう真面目なようで抜けている、抜けているようで真面目な変な映画っていいですよね。