立川談志の映画評本『観なきゃよかった!』、読んで良かった感想!

立川談志、はてなんと呼ぶべきか。 談志? いやオレみたいなこの人の落語とかロクに聞いたコトない人間が呼び捨てってのもどうなんだ。 家元? それこそマニアな方から「なに気取ってやがんでい!」的に見られるんじゃなかろか。 間を取って談志さん? そう呼んでるヤツなんか聞いたコトないぞ。... 続きを読む

『GONIN サーガ』と言いつつ一人で観てきて一人で感想書く

これはアレなのか、石井隆といえば“宿命”の作家であるからして、サーガと性を掛けた『刃牙特別編 SAGA』的なネーミングなんだろか。 『人が人を愛することのどうしようもなさ』(2007)とか『愛は惜しみなく奪う』(2010)とか、文学的でこっ恥ずかしい、その忘れられゆく時代にいつ... 続きを読む

映画『ナイトクローラー』の感想を野次馬根性丸出しで書く!

英語とかできないので、タイトルの語感から都市型連続殺人鬼ナイトストーカーことリチャード・ラミレズを連想し、同時に『クロールスペース』(1986)の変態殺人鬼クラウス・キンスキーも頭に浮かんだりした。 ラミレズつーと死刑判決に際して「ディズニーランドで会おうぜ!」なる名言(ディズ... 続きを読む

映画『野火』(塚本晋也版)観てきたんで感想書く

もっと汚い映画かと思ったらさ、こう、原野の色合いなんてすげーキレイでビックリしたんすよ。 草は青々、花は赤々と咲き誇ってたりして、夜になっと蛍だかなんだかがキラキラ輝いてると。 で、その原野に塚本ら敗走中の日本兵が一歩足を踏み出すと、その周辺だけグワァって黒に染まって色無くなる... 続きを読む

台湾映画『共犯』の感想を一人ぼっちで書く

薄く濁った湖中から始まって、そこにポコポコとクレジットが出てくる。Facebook、死体袋、溺れる男みたいな、なんや分からん不吉な映像の断片が次々と入ってくる。フラッシュ・フォワード。で、一冊のノートブックが水の中を揺らめいてんである。なにやら秘密ありげな…。 コレとてもかっけ... 続きを読む

映画『サイの季節』の感想を書いていく

黒い。黒が黒い。主人公のオッサンなんかいつも黒いコートとか着てるが、なんだか頭だけボーっと浮かんでるように見えてしまう。そんぐらい黒が黒い。 『サイの季節』はイランの亡命映画監督の作だそうである。 例によってイラン情勢とかまったく知らんが、なんか政権批判的な映画撮って軟禁された... 続きを読む

『ルック・オブ・サイレンス』を黙って観て黙って感想書く

『アクト・オブ・キリング』(2012)はマジ凄まじい映画だったけど、なにが凄まじいって虐殺の張本人に虐殺の再現映画を自由に撮ってもらうってハナシもさるコトながら、そのサマが悪意たんまりのコメディにしか見えないトコが凄まじかった。 んで、ドキュメンタリーなのにとても現実に見えない... 続きを読む

『私の少女』を観た!『私の少女』を観た!(※ネタバレ最後にある)

スラリと伸びた胴体に胎児のまま成長しちまったよーな顔が載り、ペ・ドゥナとゆー女優さんはなにか妖怪じみたトコがある。 その危うさ不安定さがまったく堪らないエロさ。なんか、透明に倒錯してんだよな、この人。 そのペ・ドゥナが左遷されたエリート警官になって、過疎の漁村に地元警察の新署長... 続きを読む

『リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン』を観た!

緑の龍?と思ったら青龍だった。 ってなワケで『リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン』ですが、コレがとても面白かったんで感想書く! とりあえずこーゆーハナシ。 一人の中国人少年がニューヨーク・クイーンズに流れ着いた。 自由と豊かな暮らしを夢見て密入国した少年だったが、しかしソコで... 続きを読む

グザヴィエ・ドランの『Mommy/マミー』を観た!そして色々考えた!

“映画界の救世主!”なんてハデな煽り文句がポスターやら公式サイトに踊るグザヴィエ・ドランの新作『Mommy/マミー』(以下『マミー』)を観てきた。 『マミー』つってもミイラ映画じゃないらしく(白々しい!)、お母さんの映画。 こーゆーハナシである。 養育不可と判断した子供を親が無... 続きを読む