汚れた人生一度くらいは善行したい映画『ハードボイルド』感想文
渋いのでかなり寝てしまったとはいえこういう映画が映画館でやることはやはりありがたい。客入りは厳しそうな気がなんとなくするのだが、関係各位頑張っていただきたいと思う。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
渋いのでかなり寝てしまったとはいえこういう映画が映画館でやることはやはりありがたい。客入りは厳しそうな気がなんとなくするのだが、関係各位頑張っていただきたいと思う。
世間的にはよくあるお涙頂戴難病純愛映画としてしか見てもらえないでしょうが、これはイイ映画です。ちゃんと骨がある。骨だいじ。
基本的には歌舞伎初学者のためのナビゲーション映画だと思いますけど、『国宝』では描かれなかった歌舞伎役者の痛みを捉えた(かもしれない)映画として面白かった。
「顔」が映し出す漢江の奇跡・暗黒秘話!面白いけどもうちょっと枠をはみ出すような何かがあれば良かったのになぁみたいな映画だった。
劇画的なタッチはカッコイイし相模原障害者施設殺傷事件に対するアンサーとしても立派な良い映画。
『大統領のケーキ』はえらい。やるせない現実に肉薄しているから。ただそういうものとしての世の中を見せてくれるから。そういう映画って最近少なくなっちゃったからな。
あんま怖くはないけど自分の老いを認めたくない老人が迫る死の運命に必死で抵抗する寓話としてちょっとしんみり。
老人ホラーと見せかけて現実の不確定性テーマのホラーということで個人的にはそんなの大好きなテーマではあるけれども、こういうのは今観るとあんまり怖い気がしない。
あまりにもダルデンヌ映画すぎるが繋がり至上主義的な昨今の風潮に釘を刺す「繋がりすぎてはいけない」良い映画でした。
評判が悪い理由はとてもよくわかるのだが、いやぁ、良かったですねぇ。しみじみしちゃう。