星新一のごとし優しく冷徹な終末SF映画『AFRAID アフレイド』感想文

またブラムハウスのヌルい家族愛ホラーだろと思ったら違った!デジタルテクノロジーの超進化によってもはや何が現実なのかわからなくなった世界の行く末を垣間見せるラストに戦慄の、これはたいへん掘り出しものの終末SFホラーではないかとおもいます!

ペルー残酷ものがたり映画『少女はアンデスの星を見た』感想文

田舎の問題は問題として指摘しつつそこで生きる人たちに対するリスペクトは決して忘れない。さいきんそういうことのできる映画というのはずいぶん減ってしまったから、内容的にはハードだがなんかホッとしてしまったな。

結婚の酸いも甘いもあと社会派も映画『佐藤さんと佐藤さん』感想文

ううむこれは密かな社会派、まぁ『アニーホール』的なちいさな悲喜劇として観ても面白いけれども、しかしそれに留まらない鋭い眼差しを感じる映画であった!

オタクの人生こんなもん映画『ボディビルダー』感想文

友達がいなすぎる筋肉オタクの壮絶にしてどうでもいい夢と挫折の行く末の憐れときたら!でもその憐れを映画的なウソに逃げずにしっかりと描いているからこそ、この映画にはおためごかしではないホンモノの救いがあると思います!

あのころ誰もが排外主義者だった映画『エディントンへようこそ』感想文

コロナ禍反省映画ということで今こういう映画がアメリカ映画の比較的有名なスタジオと有名な映画監督の作として出てきたのは価値のあることだと思われ。