おらこんな村イヤすぎて死ぬ映画『デビルズ・バス』感想文
オカルトとかではなくフォークホラーという感じでもなく田舎嫌映画っぽいが睡眠過多により詳細不明。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
オカルトとかではなくフォークホラーという感じでもなく田舎嫌映画っぽいが睡眠過多により詳細不明。
ただひたすらに新自由主義が世界を覆う現代を戯画化して見せる活人画のごとし86分。面白いかどうかはわからないが、こんな世の中でいいんですかという問いかけとして、そして睡眠不足解消のための睡眠導入映画として、得るところは多い映画じゃないでしょーか。
面白かった! …とも言いがたいが、かといってつまんなかった! と言うほどでもない。普通である。といっても前二作を踏まえた上での普通なのでこれ単体だともう少し印象は悪くなるかもしれない。
ホラー×コメディ×ミステリー×青春×ヒューマンドラマななかなかのジャンルミックス野心作。怖くて笑えて最後はちょっとホロリと、これもまた『ほん呪100』に続く中村義洋のJホラー快作だったんじゃないでしょーか。
犬の裁判を通して見えてくる現代社会の分断状況、と「そのペット愛、ほんものですか?」の問いかけ。映画としては巧くないところもあるが、愛犬なら観ておいて損なしだワン。
トムが走りトムが泳ぎトムが飛行機に掴まる、ただそれだけを楽しむある意味ひとつのどうぶつ生態観察映画だが、もしかするとハリウッド映画史に残るかもしれません(ただし誰も想像していなかったであろう理由で)
一本のホラー映画としてはあんま面白くないが米国悪魔憑き映画がいったい何を描いてきたジャンルなのかということを考えると面白くなってくる、かもしれない対話篇。
かわいい若造どもを演じた役者陣、奥平大兼、出口夏希、佐野晶哉、菊池日菜子、早瀬憩のアンサンブルがこの映画の魅力の9割。ここから未来のスタアが飛び出すかもしれない。
とりあえずやってみること。自分の手足をとにかく動かし始めてみること。そういうことって自分の人生を充実させるためにはとても大事なことだよねと教えてくれる映画だったと思います。
思い出せ!お前たち人間は動物だ!ビッグフットなのだ!なんだかそう言われているようなアツいUMA生活ムービーでした!