《推定ながら見時間:40分》
※以下、延々と緊急事態宣言に関する恨み言が続くので映画の感想だけ読みたいんだよバカ死ねっていう人は三つめの広告までスクロールするように。
映画館で観よう観ようと思っているうちに新型コロナのせいで緊急事態宣言に伴う営業自粛要請、映画館で観ることが叶わなくなってしまった。バカヤロー開けちまえよ映画館ぐらい! 興行的には苦しいかもしれないが一部映画館が自粛要請前に自主的にやってたみたいに席間開けて販売すりゃあ感染予防になるじゃない! 更にはこれも一部映画館が自主的にやっていた対策だが激しい咳や熱のある人は大変申し訳ないが来場を控えてもらえるようお願いすればいいじゃない!
それに加えてお客さんには入場時に手をアルコール消毒してもらえばいいじゃない! 可能ならば従業員はもとよりお客さんにもマスク必着ルールでも作っちゃえばいいじゃない! 持ってない人には劇場窓口で一枚100円ぐらいで売ればちょっとした商機じゃないかハハハ! そんなもん商機になるか!
あのな! おい国! お前らいい加減すぎ! 新型コロナ舐めすぎ! 緊急事態宣言が必要なのはわかってるからそれはいいんだよどんどんやれって思うよ! だけど石橋を叩いて渡るように後から宣言の範囲を広げたり業界団体なんかの顔色伺いながら休業要請を出すか出さないか決めてたら遅いだろうそれは絶対!
いいか! ウィルスの感染から発症までは2週間のタイムラグがあると言われているし発症前の罹患者が感染拡大の大きな要因になっているとも言われている! 更には日本国内においては新型コロナ対策としてクラスター捕捉という手法が採られていることは皆さんご存じかと思いますが! クラスター専門家のマンパワー不足もあり、また感染拡大地域においては保健所の検査能力が既に限界に達していると指摘されていることもあり、感染経路不明の感染者の増加とそれに伴う感染の全国化は容易に予想できたことだ!
それならば! 先手を打って最初に全国を緊急事態宣言の対象にすべきだったでしょうが! 新型コロナウイルス特措法で緊急事態宣言をすると各都道府県の知事が外出自粛や店舗の営業自粛を要請できるんだ! だから感染状況に合わせて各都道府県知事が臨機応変に外出自粛とか営業自粛を要請すればいいのであって! 変にコントロールできてる感を出すためだかなんだか知らないが感染者増えてきたら対象地域拡大とかそれ自体は正しいと思いますがタイミングに意味がなさすぎますよ!
それにね! どういう形が最適かはわからないけれども一ヶ月ぐらい休業したら死ぬような中小企業であるとか個人商店に関しては何らかの形で休業補償かまたはそれに類するものを迅速に提供しないとそういうところは休業したくてもできないですよ! そして休業してもらわないと感染拡大防止の効果は限定的になるんですよ! 結果的に緊急事態宣言の意義が限りなく薄くなってしまうんですよ!
緊急事態宣言を出すなら最初っから全国を対象にする! そして休業補償に関しても明言する! 外出自粛に伴う給付に関してもグダグダと優柔不断に紆余曲折してないでどれぐらいの額をどんな対象に渡すか明確にしておく! ウィルスは政治家の都合とか永田町ゲームなんか知らないでどんどん広がってくんだからその三つを忖度しないで最初にやっておくべきでしたよ! えーと、なんの話でしたっけ!?
そうだ映画の話でした。『春を告げる町』ね。はい『春を告げる町』。いや、でももう少しだけ映画館に行けないストレスをここで発散させてほしい!
だいたいね! 首相は繰り返し欧米型のロックダウンではないとおそらくパニックを抑える目的で宣言時に説明してましたけれども、ロックダウンではないということはそれだけ防疫効果は小さいということなんですよ! 営業自粛要請の対象は限られてますし要請を無視しても店名公表以外の罰則はないですからね! 公表は罰則ではないと政治家は言い張るだろうけど罰則でしかないだろこんなもん! まぁそれはいいとして!
外出自粛を要請しても外出できることはできる! 営業自粛を要請しても営業できることはできる! そもそも営業自粛要請の対象外の店舗なども多くオフィスなどは対象になっていない! ということはですよ! そこで感染が拡大しないように専門家の知恵を仰いでガイドラインを作るべきじゃないですか! 可能ならば緊急事態宣言と一緒に提示すべきじゃないですか!
たとえば飲食店なら客席は一席なり二席なり開けるとか! オフィスであれば現状のテレワーク推奨に加えて座席を離すとか! 近距離の会話はできるだけ控えて社内でもチャットアプリを積極的に活用するとか! 開いてる店は開いてるしオフィスで働く人は働くんだからそうした緊急事態宣言下でも人の集まるところで具体的にどんな環境整備を行うべきか提示しないとせっかく緊急事態宣言出してもそこで感染広まるだけじゃないですか!
逆転してる! 目的と手段が逆転してる! 自粛要請(指示)に従わないパチンコ屋の店名を公表するとかしないとかここ数日騒がれておりますけれども! そういうことじゃないんじゃない!? 店名公表自体は特措法でできることですから知事の判断でしたかったらすりゃいいと思うのですが、なんのために公表するかといえば感染拡大を防ぐためであって! であれば極論になりますけれども公表はしないで逆に営業を続けてもらって、そこを感染の広がらないような環境にキチンと整備してもらうようお願いすることで衛生的に比較的クリーンな場所にパチンコしたい人を集めるとかそういう方策だって検討する必要があるじゃないですか!
欧米式のロックダウンができないのならその代わりに営業を続ける店舗や会社に向けた感染予防ガイドラインを業種毎や事業所規模ごと策定して周知徹底すべきだし、ただでさえ過重労働の役人にそんな余力はないのかもしれませんが理想としては市区町村の方で各営業店舗の営業実態を把握して個別にどう改善が必要か指導するべきですよ!
つまり何が言いたいかといえば! 映画館開けろ! 基本的に三密でもなければソーシャルディスタンスも工夫次第で確保でき、かつ上映中は基本的に喋らないし不特定多数が対面で話すこともない映画館は少なくとも飛沫感染リスクでいえばあまり高い場所とは言えないし、接触感染に関しては必ずしも他と比べて小さいとは言えないかもしれないが、食料品店やドラッグストアなどが開いている以上はそこでも同等の感染リスクはやはりあるわけですよ!
かつ、各種オフィスや作業場が開いていて、仕事中は映画館で映画を観ているよりも色んなところを触ったり色んな人と話したりしますから、これは映画館よりも飛沫感染リスクも接触感染リスクも高いですよ! にも関わらず! にも関わらず映画館が自粛要請の対象になっているのは筋が通らない! 合理的じゃない! だからさっさと営業ガイドラインを策定して映画館を開けて! これからも長く続く新コロ禍で疲弊した市民の心を、いや俺の心を癒やすべきなんですよ!
どうせいつまでも緊急事態宣言続けられるわけじゃねぇんだ! 自粛要請の限界なんてもうわかってるんだからさっさとどんな場合に安全に営業が可能か専門家と一緒に考えろっつーの! いいですか! 緊急事態宣言延長しても日本式のソフトロックダウンでは患者数ゼロには絶対にできませんし人手足りませんからクラスターも追えません!
しかしそれは厳しいロックダウンを行った他の国でも同じ事で! 仮にロックダウンによって新規感染者が一桁台とかになっても経済活動を再開すれば結局は再度の感染拡大期に入る可能性はあるし、場合によってはそれを押さえ込むために都度ロックダウンが必要になるかもしれない! つまりこれからは新コロがそこらへんにうろついていることを前提として社会を構築していかなければいけないんですよ!
だから! もう今のうちからどうやったら映画館を含む遊興施設が営業可能かちゃんとガイドラインを策定しろと言っているんだ! そして! 冷静に考えれば誰にでも分ることだか緊急事態宣言下だろうが解除されてからだろうが映画館という「場」の感染リスクは別に変わらない! もちろん著しく感染者数が増加している時には感染リスクは高まるでしょうがその時にはスーパーとか病院とか他の開いてる施設も同様にリスクが高まるんだから映画館だから感染しやすいとか感染しにくいとかそういうことはないんですよ! 俺はパチンコはやりませんけどその意味ではパチンコ屋だってそうなんじゃないですかね! なにせウィルスは施設を区別できませんからね!
なので! 映画館を! 最新の知見に基づいた感染対策を施した上で! さっさと開けろ! 緊急事態宣言下だからとかそんなの関係ねぇんだよ! どういう環境・状況で感染が広がりやすいか広がりにくいかっていう話に緊急事態宣言は何も関係ねぇんだよ! だいたいな! そこしか行くとこないからとビーチに人が集まったりして開放的な空気の中で結果的に感染リスクが高まるよりは映画館で静かに映画でも観てもらっといた方がむしろ感染リスクは低くなるし感染者が出た場合でもクラスター追いやすいだろ! 感染をコントロールするという観点に立てば映画館はむしろ利用した方がいいですよ!
映画館をッ! 開けろッ! 映画館をッ! 開けなさいッ! 映画館がッ! このまま糞みたいな馬鹿自粛がダラダラ続いてその結果潰れたりなんかしたらもうあの、あれだよ! あれだからなお前ら! 絶対あれするからな! 後ろから近づいて膝の関節をカックンてやるやつ食らわせて苦笑いさせるからな! その時に俺は泣いているんだ! お前は笑っているかもしれないが俺は泣いているからな安倍晋三! 小池百合子! 泣きながら膝カックン!
…『春を告げる町』の感想ね。はい分ってますそうでしたすいません。取り乱しました。もう大丈夫。平気。まぁでもあれだね映画館が理不尽な理由で閉まってる中で仮設の映画館っていうミニシアター支援のための配信プラットフォームでこの映画を観るっていうのは非常にシンボリックで得難い体験。
なんせ復興のドキュメンタリーですからね。映画の中にも仮設住宅に暮らす人が出てきますし、事によっては仮設の映画館で観た方がリアル映画館で観るよりも感情がシンクロしてクるものがあるかもしれない。これは宣伝ですが半分くらいは本当にそう思ってますよ。早く映画館開いて欲しいし新コロ禍収まればいいなーって感傷的になりながら観てますもの。結果論だとしてもこういう形で配信されてよかったんじゃないすか、他人事として観れないですから。逆にそれは映画館の安全で居心地の良いシートに身を埋めて観ている時には感じられなかったりするものです。
まぁ、でも、逆にそれで俺はキツかったですけどね。面白かったですよ。力作だと思うなこれはー。舞台は福島県双葉郡広野町というところでここは原発事故による全町避難の対象区域。避難指示が解除されたので戻ってくる人は戻ってきたが以前のコミュニティがそのまま戻ったわけではない。それを象徴するのが地元の祭りで、原発事故前は各集落総出でやってたものなので、ある程度の人が戻ってきたからといって再開は難しい。そもそも原発事故前から担い手不足の問題はあったようで、それが顕在化した形。
一方、祭りと対比されるのが高校だかの演劇部が「復興」を題材にやってる演劇で、ぶっちゃけ「復興」と抽象的に言われても生徒たちはよくわからない。やりたいと思う気持ちはある。でもそれを具体的な形に落とし込もうとすると…これがもうなんだかわからない。しかしその中で生徒たちはあがいて、なんだかわからない「復興」を作り上げていって、その中でどこか遠かった生徒間の距離が少しずつ近づいていく。その光景は感動的である。
群像劇スタイルのドキュメンタリーなので映画には他にも様々な登場人物が出てくる。ひとことで言うならそこで描かれる生活で、「復興」という言葉には様々な面があるとしても結局、人がそこで生活することを抜きにした復興はない。以前のコミュニティは元に戻らないかもしれないけれども新しいご近所と一緒に飯食ったりはできるし子供が生まれたりもする。そういう営みの中から復興は出てくるのだろうというわけでイイ映画ですよね本当。イイ映画。景色も綺麗だし。
まぁでもね、ぼくソーシャルディスタンスの鬼なので身体的にも心理的にも距離の近すぎる映画の中の人たちを観ていてうわ無理だわ~ってやっぱ思っちゃったよね。無理ですよ~こんな近い関係性は~。みんなで一緒になんかやるとか無理だもの俺は~。家でNetflixとかゲームとかずっと一人でやってたいもの~。仕事してる時は誰とも話さないで黙々とやってるもの~。それが理想だものよく知らない人と世間話とかするの嫌だもの~。映画とかゲームとか文学とかの話なら是非是非ですけれども~。
ま、そういう人に地方暮らしは無理ですねというわけで新コロが猛威を振るう都会に身を置いて観る『春を告げる町』、なんかね、複雑でしたよ。でもその複雑さをダイレクトに感じられてよかったです。平時に観ていたらイイ映画ダナーで済ませていたかもしれないので。
…しかし本当、さっさと映画館開いて欲しいよなぁ。俺みたいのにとっては映画館がちょうどいいと他人との繋がりなんですよ。知人未満他人ちょっと以上みたいな。同じ映画を同じ場所で一緒に観るっていうだけのその場限りの関係とも言えない関係性。休業要請なんか出す権限のある政治家の人たちはそういうのちょっと考えて欲しいよな。
映画館は単に遊興施設ってだけじゃないんです。映画館はコミュニティなんだよ。それを破壊しないでくれよってことなんですよ。それを言ったらゲーセンとかパチ屋とか他の遊興施設もそうなんだけどさ(だから、そちらも叩いてばかりいないで早急に再開してもらうべきなのだ)
【ママー!これ買ってー!】
水俣病を背景にした生活ドキュメンタリーの傑作。撮影者と被写体のゆるゆるな関係性が醸し出す幸福感、そこから滲み出る水俣病の影…というのがもう、素晴らしい。
初めまして、メチャクチャ共感しました…
映画館通うのが日課というか日常だった人間にとって、本当に耐え難いものがありますね
中途半端な緊急事態宣言やら自粛要請だとか、
経済的にも精神的にも、ゆるやかに死ねと言ってる様なもんじゃねぇかと
都内の大手シネコンすらいつまでもつのか
単館や名画座なんてどれだけ持ち堪えるのか
どう足掻いても元の生活には戻れないってのなら、リスクを受け入れたうえで生きてくしかないんじゃないだろうかって思います
コロナが恐ろしい人の気持ちもわかりますが、
(そのくせスーパーやホームセンターには人が殺到して込み合ってるらしいが)
自分は映画を観ながら死んでもいいとか思ってる人なんで…
映画の感想ブログで映画の感想じゃない部分に共感してもらえるのはなんだか複雑な気もしますが、それはともかくこんないい加減な感染症対策は早急になんとかして、開けられる映画館は一刻も早く開けてほしいですよ…。
なにせ緊急事態宣言の根拠になっている新型インフルエンザ等特措法ではあくまでざっくり「人が集まる場所」として映画館などの遊興施設に営業自粛要請ができることになっているだけで、当然ながらその条文ではウィルスの感染特性は考慮されていませんし、各施設の設備状況なども考慮されていません。
感染拡大期の一時的な緊急措置として各種の遊興施設に営業自粛要請を出すこと自体は理解できますけど、同時に徐々に要請を緩めていかないと経済が死んでしまいますし、経済が死ぬ前に映画好きが死んでしまいます。
依然として都市部での新規感染はそれなりに多いとしても減少傾向にはあるわけですから、もうざっくりした一括自粛要請じゃなくて、こういう風に感染防止の環境整備した映画館は自粛要請しないですよみたいな、そういう個別的・具体的な方針に転換してほしいと思いますね…。
いえ、数年前からブログを拝見していまして、映画感想にもよく共感していました笑
(特にクリード1作目の文章とか最高に共感)
なんだか国民の同調圧力というか監視社会を利用したかのような政府の自粛要請に怒りが沸いてくるんですよね
感染に対する恐怖を煽って密度の高くなる施設を営業自粛に追い込む、無視して営業を続ける飲食店やパチンコ屋なんかは悪者として後ろ指さす(様に仕向ける)
非常事態宣言の延長にしても、無視する人達が出てきても当然だし、なんならそれぐらいの方が社会として健全な気もしてきている…
すみません怒りのあまり駄文を失礼しました
休業補償なしで営業自粛だけ要請したら営業せざるを得ないところは必ず出てきますからね。
それに、何が達成されたら緊急事態宣言が少なくとも一旦は終結するのかっていう出口戦略も発表されてないですから、そんな状況で自粛しろと言われても無理がある。
むしろ日本の人はこんな杜撰な政府方針でよく頑張ってると思うんですが、まぁ、新型コロナウィルスがどんなウィルスか理解していない人とか(常識的に考えて近所のパチ屋が営業していたからといってそのせいで近所に住む人が感染する確率はほぼ0ですよ)、「適度に恐れる」ということができない人とか、自粛でストレス溜まってる人とか、そういう人が一部にいて、その人たちが私刑に走ったりするのを政治家が半ば黙認、半ば推奨しているかのような態度を取っているのは本当に呆れますよ。
自粛要請はしょせん要請ですから、ま、そうならないためにも三密とソーシャルディスタンスを常に意識しつつ適度に外出して運動したりおいしいもの食ったりした方が心身ともに健康を保ててイイと思いますねぇ。
あと数年前からってそれもう暗黒面に堕ちてますよ笑