木曜洋画劇場でやりそう映画『トラップ』感想文
懐かしの『パニック・イン・スタジアム』や『セルラー』などの記憶がちょいちょい蘇る、シャマラン円熟の技巧が光る匠のウェルメイド・サスペンス!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
懐かしの『パニック・イン・スタジアム』や『セルラー』などの記憶がちょいちょい蘇る、シャマラン円熟の技巧が光る匠のウェルメイド・サスペンス!
ほんとうは怖い童話シリーズの中では破綻が少なくチープさもあまり感じさせず、完成度の高い一本だったんじゃなかろうか!
貧村に派遣されたカスオッサン教師の愚行を通して人生の苦味を噛み締める、フキノトウのような映画であった。
面白かったのだが第二の『哭声/コクソン』であるかのような宣伝とかネット伝聞とはだいぶ異なる方向の面白さだったので「あ、そっちなの」と思ったりもしたのであった。
本当につまらない、とにかく本当につまらない映画だった。本当につまらない映画だったので…クソッ! もう1回観たい…!
洗練と引き換えに欧米の映画が失ってしまったアツさがここにはある。人々の分断などやすやすと乗り越える文化のパワーがここにはある。そんなに面白くはないが、これは実に得がたい体験のできる映画であると断言したいッ!
脚本も映像も音響も芝居もすべてすばらしい。この映画を観た幸福な記憶は永遠に忘れない、と思いたい。
残酷な映画が観たいとか人肉シリーズは全部観たい! という人ならきっと観て損のない映画ではないでしょーか。
サスペンスありコメディあり人情あり柳葉敏郎の口芸ありデッデンッの室井テーマ曲ありとお馴染み感たっぷりのエンタメ作だがすごくテレビドラマですごく前編!
前作をとりあえず忘れて単独の映画として観れば映像的な見所いっぱい。むしろ前作を観ない方が楽しめる映画かもしれない。