物流の世界はたいへん映画『ラストマイル』感想文
なるほど映画が総合芸術ならテレビドラマというのは総合娯楽なのだなとか思ったテレビドラマのスペシャル版的なオモシロ作。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
なるほど映画が総合芸術ならテレビドラマというのは総合娯楽なのだなとか思ったテレビドラマのスペシャル版的なオモシロ作。
二転三転で引っ張ってドドンと伏線を回収していくシナリオは面白いし反差別のテーマにも真面目に取り組んでいてそのくせシリアスになりすぎない、堤幸彦会心のメジャー映画凱旋作。
観て良し寝て良し観なくても良し、こんなに観客にとって都合の良い映画があるだろうか。おもしろくはないがこういう映画こそ映画館で観たいものだと俺は心から思う。
誰が観てもきっと面白いウェルメイドな娯楽作に仕上がってはいると思うが、「エイリアン」の名前を冠してそんな日高屋みたいな作品を出されてもな…みたいな。
面白いけどたぶんこういうのは過度に重く受け止めることなく、あくまでも面白い娯楽映画として観るのが正解。
映像と音は悪くないのだしもう少し練っていれば良い映画になったのになぁっていう、なんかそんな感じの映画なのでした。
こういうせせこましい邦画の家族ドラマみたいなやつはあんま面白く感じないのでいつもなら観に行ったりしないのだが江口のりこが主演となれば話は別だ!
悪くはないのだが、人間ドロドロホラーとかいうニッチジャンル待望の新作だけに期待しすぎてしまったかもしれない。
Jホラー&バイオレンス&コメディの白石晃士詰め合わせバラエティパック!意外と現代社会へのメッセージもあり深いとまでは言わないが良作だ!でも梶原善にはもっと芝居をさせろ!
初期ガイ・リッチーを思わせるコミック的なテロップの使用や軽快なトーンが特徴的な一種のジュブナイルという感じで楽しいは楽しいが…みたいな。