人間はよくわからん映画『チャイコフスキーの妻』感想文
おもしろかった。このグロテスク趣味とカーニバル的空間!ロシア映画の伝統ですな~。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
おもしろかった。このグロテスク趣味とカーニバル的空間!ロシア映画の伝統ですな~。
ずっとスヤスヤ寝ていたのでフィヨルドがきれいだったというのとよく眠れてよかったしか言えない。睡眠映画オリンピックの優勝候補だ。
なんというか『かまいたちの夜』のメインシナリオだけじゃなくていろんなサブシナリオも遊んでる感覚になる映画だった。あと田中圭のたぶんベストアクト。
これからこの映画を観る人がいたら血みどろスラッシャーじゃなくて風刺要素込みのフーダニットとしてお楽しみくださいって感じ。そういう目で観ればなかなか唸らされる映画なんじゃないすかね。
お金がないので5日間の会期中俺がいたのは2日だけで観たのは8プログラム。その中から今回は長編映画の感想を書いていこう。
テアトル系の映画館で何度も見たマナー予告のほんわか感に反して実はけっこう閉塞感のある映画だったが、人生に差し込むほんの一瞬のあたたかい光(そして何気ない残酷さ)を逃さず捉えた秀作に思う。
基本的にはユーモア会話劇だが骨子はミステリーなので会話劇ニガテーな俺でも楽しく観ることができた三谷幸喜の新作佳作映画。
ゆるゆるシュールなフィリピン産のディザスターコメディ(?)だが、その根底には現実を直視せよの力強いメッセージがあった!かもしれない!
なるほど映画が総合芸術ならテレビドラマというのは総合娯楽なのだなとか思ったテレビドラマのスペシャル版的なオモシロ作。
二転三転で引っ張ってドドンと伏線を回収していくシナリオは面白いし反差別のテーマにも真面目に取り組んでいてそのくせシリアスになりすぎない、堤幸彦会心のメジャー映画凱旋作。