一攫千金大激走映画『走れロム』感想文
暴力的で叙情的で社会批判的でこれをスタイリッシュと呼んでいいならスタイリッシュで凄まじい映像の連続で、いやはやなんだかスゴイ映画だったよこれは。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
暴力的で叙情的で社会批判的でこれをスタイリッシュと呼んでいいならスタイリッシュで凄まじい映像の連続で、いやはやなんだかスゴイ映画だったよこれは。
世の中にはしょうもないしそんなに面白くもないのにかなり最高な映画というものが存在するが『ウィリーズ・ワンダーランド』そういうやつ。とくに非正規労働者は必見です。
いやぁまさかね、こんなちゃんとした映画だとは思いませんでしたよ『100日間生きたワニ』。ちゃんとした映画なのにネットのバカのオモチャにされて腹が立ったのでアンチ完全論破文付き感想です。
『ミートマーケット』の三作目と同じぐらいダメな感染パニック映画だが『シャイニング』風のサスペンスはちゃんと怖くて面白いし、あと釈由美子の表現力の高さが遺憾なく発揮されているので観てあげてください観ろ。
このあいだ見た別の映画の感想でぶっちゃけ娯楽映画の面白さとか基本予算の多寡だよとか暴言を吐いてしまいましたが『カンナチ』みたいな映画を観るとそうは言っても例外はありえるのだともしかしたらかなり間違ってるかもしれない方向への勇気をもらえます。
まぁどうかと思うところは当然たくさんあるわけですけど娯楽に徹した作りは潔いしYouTuber時代の映画として興味深いし見所もたくさんあります。観よう。
みんな勝手に期待値上げてるから微妙な評価になってるっぽいですけど老人気分で気楽に観れば楽しい映画なんだってば! いいの映画は! これぐらいの面白さで!
さすが東映キラキラ映画、随所にファジーというよりも絞り値を間違えているとしか思えないキラふわショットは入ってくるが、その過剰なキラふわ映像をもってしても思春期恋愛の生々しさと人間の業をまったく隠せていない。でも実は結構真面目な映画です。
洋画輸入大国の日本においてリアルタイムで配給の手からこぼれる作品ってやっぱこぼれるだけの理由があるんじゃないかな的なやつ。
幸福映画というよりはB級豪華芸能人キャストで見る現代右派政党ガイド。なにか、味わい深さと芸能界の業を同時に感じる。