スターウォーズになっちゃった映画『マッドマックス:フュリオサ』感想文
面白い映画だった。面白い映画だったけれども決してよくできた映画ではないし、『マッドマックス』が完全にハリウッド商品化したことがわかってしまってなんだか切ない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
面白い映画だった。面白い映画だったけれども決してよくできた映画ではないし、『マッドマックス』が完全にハリウッド商品化したことがわかってしまってなんだか切ない。
疲労が頂点に達した金曜夜のまどろみの中で俺が目にしたのはあちらこちらで大量の返り血を浴びながらタイの裏社会人たちをバギボギにぶん殴りまくっていく主人公の修羅のごとし姿であった…なんだかすごいぞこれは!
セミ・ドキュメンタリータッチのミステリアスな渋ノワール。半分くらい寝てしまったが面白かったです。
ハリウッド映画の(たぶん)穴埋めでこんな素敵な映画がかかるんならハリウッドにはもうずっとストライキやっててほしいと思わされる、よきクラシカルB級時間SFでございました。
こんな映画が一回だけとはいえ映画館で上映されたのだからその話題の冷めぬうちにさっさと配信が始まるのだろうと思ったがDVDリリース(とたぶん配信も)は7月3日。アメリカ独立記念日の前日というのは映画の内容に合わせたのだろうか…?
どうなのと思う点は多々あるが対象年齢6さいの映画と思われるので6さい向けならこんなもんだろって言われたらそれはそう。
画面の中に「これは現実ではない。が、たしかに存在する」と感じられる世界を構築することがしっかりとできているので、これは伝奇・オカルト映画の秀作。それさえあれば良いんだよこの手の映画は。
アニメオタクの頭蓋骨に穴を開けて顕微鏡で直接覗き込んでいるかのようなオタク万華鏡世界に心地よく幻惑させられてしまう、これはなんだかそんなような映画であった。
レニー・ハーリン完全復活作!!!!クソッタレCIAに現場から怒りの一撃をぶちかます怒濤の反骨アクションだ!!!!!!
強い画で見せていく登場人物&舞台説明編だった前作と違って今回はストーリー展開で見せていく映画だったが、なんか前作の方がSFっぽいワクワク感があってよかった気がする。