シャマラン凱旋映画『ノック 終末の訪問者』感想文

災厄だらけの現代に生きる人々が抱える不安や心労あるいは狂気を寓話的に表現した映画としてヨーロッパのえらい映画祭に出品されても全然おかしくないぐらい見事な一本。ようやく本当の意味でシャマランが帰ってきたよ!

超ダルデンヌ映画『トリとロキタ』感想文

ダルデンヌはアメリカのB級ノワールを本当は撮りたいんだ論者の俺なので終盤の引き締まったアクション・シークエンスは素晴らしいなと思ったし難民のリアルをカメラで切り取る社会派映画というよりたまたま主人公が難民なだけのB級ノワールとして観ればかなりよい映画に思える。

人生の取るに足らなさ映画『メグレと若い女の死』感想文

取るに足らない事件を取るに足らない事件として描くことで見えてくるものもある。犯人なんかぶっちゃけどうでもいい。どうせどうでもいい犯人でしかないだろうから。しかし、そのどうでもよさから見えてくるものは決してどうでもよくはないのだ。

うんこ漏らせ映画『REVOLUTION+1』感想文

うんこを漏らすこと。もしもこの現代日本でREVOLUTIONがあり得るなら、その方法は暗殺でも焼身自殺でもない、ただうんこを漏らすことによって始まるのだ。そんなことを考えた。

日本の縮図映画『シャイロックの子供たち』感想文

池井戸潤原作映画に勤め人カタルシスを求める向きにはあまり面白いものではないかもしれないが俺はむしろ気に入った。今まで何本か観た池井戸潤原作映画の中では一番イイ。

俺が選ぶ21世紀最高の映画100本!

一応1位だけは決まったが後はまぁみなさんで勝手に順位想像してくださいっていうかまぁそもそも順位とか付けるもんでもないからね映画。順不同で入り乱れる21世紀の傑作群のカオスをおたのしみください。