平安オカルト探偵映画『陰陽師0』感想文
画面の中に「これは現実ではない。が、たしかに存在する」と感じられる世界を構築することがしっかりとできているので、これは伝奇・オカルト映画の秀作。それさえあれば良いんだよこの手の映画は。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
画面の中に「これは現実ではない。が、たしかに存在する」と感じられる世界を構築することがしっかりとできているので、これは伝奇・オカルト映画の秀作。それさえあれば良いんだよこの手の映画は。
衝撃的な内容に唖然としてしまったが、なにせ80分くらい寝ているのでそれが現実なのかそれとも夢なのか判断が難しい。はたして俺が見たと思っている異常な光景が本当にこの『No.10』という映画の中に存在するのが、ぜひともみなさんの目で確認していただきたい。
コロナ禍のロックダウン状況をダークに寓話化。面白くはないが陰気なムードは悪くなかったと思います。陰気なムードだから面白くないという説もありますが。
アニメオタクの頭蓋骨に穴を開けて顕微鏡で直接覗き込んでいるかのようなオタク万華鏡世界に心地よく幻惑させられてしまう、これはなんだかそんなような映画であった。
悪い映画ではないとはいえこんぐらいオリジナルと方向性が違うんなら『オーメン』の威光は利用しないでオリジナル作品でやってほしいと思った。
アイスランドの自然はすばらしい。アイスランドの自然は圧倒的。細かいことはきにせずアイスランドの自然をボケーっと観てさえいればなんか知らんがそういうものだろうと謎の納得感が出てしまう、これはたぶんそんな映画である。
チャレンジングな作品だと思うし面白くもあるんですけれども、これも昨日感想書いた『ビニールハウス』と同じでネタ先行型って感じの映画で、なんか勿体ない気がしちゃったなぁ。
面白いところは色々あるのにあれもこれもとオモシロ要素を節操なく取り入れているから映画全体が破綻してしまった残念作。もったいないなぁ…。
わかりやすい台詞やドラマティックな演出に頼らず、様々な立場にある役者たちの芝居のニュアンスから「やらなかったことの後悔」を浮かび上がらせるこの映画、いやはや存外大人の恋愛映画であったよ!
日本で唯一なんてことは当然ないのだがこの映画のテーマを正確に読み取った人はネットのバカに燃やされたりしたくないためネットに解説を書いてくれないとおもわれるので、結果的に正しい読解を日本語のネット空間で書いているのは俺一人になるんじゃないでしょーか!おい一人にするな!お前らも書け!