好きにやれ映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』感想文
2020年がアメリカ大統領選挙の年であることを新年早々叩き込まれるリベラルコメディ。選挙行け!俺はアメリカ市民じゃないから行けない!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
2020年がアメリカ大統領選挙の年であることを新年早々叩き込まれるリベラルコメディ。選挙行け!俺はアメリカ市民じゃないから行けない!
全体の三分の一ぐらいは過去作からの引用という寅さん名場面集みたいな映画にも関わらず一本の作品としてちゃんと観れてしまうのだからさすが山田洋次、腐っても…いや腐ってはいないと思うが安定の巨匠クオリティ。
担当判事ジョン・マルコヴィッチが裁判をショウ化しようとするバンディの奇行を冷めた目で眺めるの、可笑しかった。そういう目で見る映画だったんだろうと思う。
優等生すぎると思うがおもしろかった『クリスマス・キャロル』変奏曲。日本版予告編を見てからの鑑賞を推奨。
単独鑑賞推奨のしっとりドラマっぽく見えますがこれ大人数で観たら盛り上がる映画なんじゃないすかね。ヨハンソンとドライヴァーのどっちの結婚生活ストーリーに正当性があるかで朝まで生激論。
1年分の映画悪口が出たので来年はどんな酷い映画を観てもあんま悪く言ったりしないと思います。
スター共演もののキラキラ映画がまさかこんなインスタントな作りだとは思わなかったのでびっくりしちゃった。星五つですね。なんとなくそれっぽく見えればリアリティとかモラルなんてどうだっていいんだよ的なこの映画的デタラメに星五つ。これが映画だッ!
1ミリたりともキラキラしていないところから始まって満開のキラキラ映画にたどり着く逆説的キラキラ映画。泣いてしまうぞそのキラキラへの意志。キラキラ生きようとすることへの不退転の意志。
予想の斜め上を行くこと甚だしい怪展開で斜め上を行ったと思ったらまた斜め上を行く、それからまたまた斜め上を行って更にそこからも斜め上を行く、気付いたらぐるっと一周して元の位置に戻ってきてしまった、みたいな映画でした。すごかったです。
インスタ映え的なコントラストの強い映像も含めて大人の恋愛映画というよりなんだか地方系学園映画のような感じ。ありますしねこういう超設定のキラキラ学園映画。