共和党アクション最新作映画『ビーキーパー』感想文
とにかくスクリーンでなんか景気の良い人殺しと悪党成敗が観たいというときにはよいかもしれない共和党アクションの新作。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
とにかくスクリーンでなんか景気の良い人殺しと悪党成敗が観たいというときにはよいかもしれない共和党アクションの新作。
『ブータン 山の教室』も良かったパオ・チョニン・ドルジの、またもや快作。ユーモラスにて痛烈なアメリカ批判映画であった。
これからこの映画を観る人がいたら血みどろスラッシャーじゃなくて風刺要素込みのフーダニットとしてお楽しみくださいって感じ。そういう目で観ればなかなか唸らされる映画なんじゃないすかね。
世にはというかアメリカにはスナイパー映画とか銃乱射映画とかがたくさんあるわけですけれども銃撃のコワさでいったらこれはその中でも頭一つ抜けているんじゃあるまいか。アメリカの政治分断もうまく絡めておもしろかったです。
これはあれだね賞味期限切れだ。食べられないわけじゃないけど、最高においしくいただける時期は過ぎてしまった映画だと思ったな。
うーむこれはなかなか、アツいアクション映画というだけでなく芯の太い体制批判精神の滲む、実にマジな感じの映画でしたね~。
まぁ気楽に観ましょうよこういうのは、クサいな~とかベタだな~とか(一人で)言いながら。
いやぁ世界にはまだまだ知らないことがいっぱいありますね。4時間と長尺の映画だがまぁ前半寝てたのもあるけど長さは感じなかったし、面白い映画でした。
良くも悪くも最近の韓国映画界は成熟してしまって、どれを観ても欧米の大作映画に負けないくらい面白くはあるけど、それがかつての韓国映画の魅力であったところのエネルギーとかパッションは失われてしまった。そんなことを考える映画だった。
いつになく好戦的な幸福映画。ネトウヨの世界観で撮られた劇場用映画というのは貴重なのでその意味では一見の価値あり。