新書みたいな映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』感想文
ドキュメンタリーとしてもプロパガンダとしてもどうなんですかこれは。原作ノンフィクション読んだ方がいいやって思ったのでその意味では有意義な映画だったと思いますが…。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ドキュメンタリーとしてもプロパガンダとしてもどうなんですかこれは。原作ノンフィクション読んだ方がいいやって思ったのでその意味では有意義な映画だったと思いますが…。
『黒金星』みたいなゴリゴリの胃痛系サスペンスを想像していたらさにあらず、革命後の男たちのすれ違いと空回りを描いた切な系人間ドラマ。
面白かったですよ序盤はハラハラサスペンス! 中盤以降はズッコケ連続のバカ映画! 一粒で二度美味しい! 直感的警告を無視して地雷原に踏み込んだ結果は大惨事ではあったが、しかし大惨事の中のスリルを楽しまなかったわけではないのだ。
東京に馬を放て! これはドキュメンタリー版『君よ憤怒の河を渉れ』だッ!!!
あまりにしょうもない話だったので大いに笑いましたが人によってはこれ以上ないくらいに鋭利な政治ドキュメンタリーとしてメンタルにぶっ刺さるんじゃないだろーか。
「私は息子の射精を手伝いました」とかいうオッサンの衝撃モノローグから始まる映画が面白くないわけはない。
オバマ前大統領も大変だったんだなみたいな変種のポリティカル・サスペンスです。傑作(オバマ前大統領は出てきません)
なかなか無邪気に褒めにくいドキュメンタリー映画ではあるがクラッシュのライブ観れるしあんま知らないパンクバンド何組か観れたしサントラもカッコよかったのでまぁいいか、まぁいいってことにするよ在宅鑑賞とはいえ久しぶり観た新作映画だし。
2020年がアメリカ大統領選挙の年であることを新年早々叩き込まれるリベラルコメディ。選挙行け!俺はアメリカ市民じゃないから行けない!
権力の寓話というには現実の側が寓話的虚構に寄りすぎている昨今ですが、ベルルスコーニ時代の虚実入り乱れる政治内幕劇であると同時に、あちらでもこちらでもあるある感のある、たいへん刺激的でおもしろい権力の寓話であったとおもう。