映画感想文『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
まったく最高な、そしてフェス映画史(また狭いな)の再考も迫られる実にアツいフェス映画でしたね~これは~。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
まったく最高な、そしてフェス映画史(また狭いな)の再考も迫られる実にアツいフェス映画でしたね~これは~。
26分のヤマもオチもないような映画で1000円とかボッタクリかこの野郎とこれだけ観るとついつい思ってしまいそうになるが、他の作品と併せて観ると俄然面白くなってくるので…という感想。
ミュージカルだからなにやら楽しい感じだが現実に起こってることはマンホールのガム踏んだっていう日常のプチ悲劇でしかないよな、みたいな映画。
楽しいか楽しくないかで言えば楽しい映画では基本的にないんですけど映画とはなんぞや映画監督とはなんぞみたいなことを問いかけるなかなか面白いドキュメンタリー映画。
歌とかはどうせ専門的なことはわかんないしゴスペルも普段聞かないのですごい歌声だなぁぐらいしか感想ないですけどパフォーマーとオーディエンスの理想的にも思える関係性が面白かったし感動的だった。
最近流行ってる東ドイツものの一本。ミュージシャンと付き合うとろくなことがないという映画でもある。
監督とマックス・リヒターの目論見通りぐっすり眠ったので気持ちよかったがどんな内容だったかは基本的にわからないという斬新な映画である。
思ったより笑える。思ったより切ない。思ったより残虐度低め。激しい残酷描写が一部ないわけではないので人によってひえ~かもしれませんが切ないひえ~なので不快感とかはないんじゃないかな。
現実を切り拓くために妄想は必要なのだとサン・ラーとこの映画は教えてくれる…と、とりあえず褒めたので言いますけどなんだよこの映画おもしろいとかおもしろくないとかそういうレベルの話じゃねぇだろ。
マリックの家にみんなで集まって焼酎とか飲みながら適当に観るようなホームビデオ系映画。こんなん映画館で見せられてこっちはどう反応すればいいんだ。