こんなもんだろ映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』感想文
くっそー、前作はキラキラ映画の新機軸で面白かったのになー! でも天才である俺以外の愚昧な日本の大衆どもは映画に新機軸なんか求めないからなー! そんな感想。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
くっそー、前作はキラキラ映画の新機軸で面白かったのになー! でも天才である俺以外の愚昧な日本の大衆どもは映画に新機軸なんか求めないからなー! そんな感想。
不器用な作りも含めてヤクザVシネとして楽しめる映画という感じ。俺は前作もヤクザVシネの映画版ぐらいの評価が妥当だと思ってるのでこれでいいんじゃないですかね。
俺は前のスースクが好きなのでどうしても偏った見方をしてしまうわけだが、作り直しのようで作り直しじゃない、前スースクとはあくまで相補的な関係にある新スースクって感じで、今回もとてもよかったと思います!
自首したいのにさせてもらえない設定がユニークな安定の「ファイナル・」系邦題アクション。
自分の見知った世界と地続きでこういう世界もあるということを知るのはストレス過多の現代では逆説的な解毒にもなろうから、何かのためにとか誰かのためにとかではなくてなんとなくの興味本位とかで見て欲しい映画。
よくわかんなかったから二回目観たらなんか怖いっていうかウィレム・デフォーにちょっと泣けたよ。こういう人おるなーって。むかしバイト先の先輩と喧嘩になって「俺は会社辞めてここでバイトやってんだぞ!」ってマウント目的で言われたことを思い出しました。
世の中にはしょうもないしそんなに面白くもないのにかなり最高な映画というものが存在するが『ウィリーズ・ワンダーランド』そういうやつ。とくに非正規労働者は必見です。
こうまでバカスカとネタバレしろとか本気でツッコンでこいと言わんばかりの超展開で挑発されればそれは当然感想吐き出しの形で買うわけだが勝つためにはノーネタバレ、ノーツッコミで行くしかないでしょうが!
結末に泣きましたが比喩なので本当は泣いてないですしあと泣いたと言っても感動して泣いたわけじゃないです。悲しくはありましたが。
さすが東映キラキラ映画、随所にファジーというよりも絞り値を間違えているとしか思えないキラふわショットは入ってくるが、その過剰なキラふわ映像をもってしても思春期恋愛の生々しさと人間の業をまったく隠せていない。でも実は結構真面目な映画です。