公開されるのが遅かった映画『リアリティ』(2023)感想文
これはあれだね賞味期限切れだ。食べられないわけじゃないけど、最高においしくいただける時期は過ぎてしまった映画だと思ったな。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
これはあれだね賞味期限切れだ。食べられないわけじゃないけど、最高においしくいただける時期は過ぎてしまった映画だと思ったな。
ミステリとしてはボコボコに穴だらけなのだがフェミニズム映画として素人分析すると実に面白かった。
予告編から爆弾パニック映画と思わせておいての潜水艦乗りの男たちの因縁と友情みたいな、なんかそういう感じの潜水艦だけにウェットなサスペンスであったというこの残念な意外性。最近の韓国映画こういうの多いな。
ザ・スミスが大好きなヘナチョコ殺し屋が己の存在を賭けて依頼主に反逆!渋いけどちょっと笑えるところもあるノワールです。
うーむこれはなかなか、アツいアクション映画というだけでなく芯の太い体制批判精神の滲む、実にマジな感じの映画でしたね~。
まぁ気楽に観ましょうよこういうのは、クサいな~とかベタだな~とか(一人で)言いながら。
あまりにも王道の難病純愛ものだったのでこんなのゼロ年代に公開されてたら完全によくあるあれで終わってたと思うが、原作がビートたけしなのでなんだか特別な一本になってしまった。
ウェルメイドだから観ている間は退屈しないだろうが、それとは別の意味でつまんない映画だなぁって思った。
こんな筋書きの映画はビデオ屋のアクションコーナーにビデオスルーで入ってくるB級アクションで何度観たかわからないのでとくに感想もないです。
記憶には残らないかもしれないけどとりあえずなんかB級ホラーの安定した感じのやつ観たいってときにはちょうどいい映画なのかもしれないな、こういうのは。