韓国振り込め詐欺事情映画『声/姿なき犯罪者』感想文
こういう真面目なようで抜けている、抜けているようで真面目な変な映画っていいですよね。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
こういう真面目なようで抜けている、抜けているようで真面目な変な映画っていいですよね。
説明なしではいささか難しい映画だとは思うが、他のロズニツァ映画同様、これも必見。
一本の映画としては案外あっさりした旅行記のような作りで物足りなさを感じるところもないでもないが、でもドンバスの風景とかドンバス住民の声なんてまず日本の主流メディアには(ネットも含めて)流れないから、今観る価値は非常にありありな作品だと思います。
歴史知ってる人は「時代劇」として観てるかも知れませんけど知らない俺にとっては「日本のファンタジー」なのでそういうつもりで楽しみました。
たいへんな人生を送ってきた人のセラピー的な過去回想ドキュメンタリーをアニメ化。よかったです。
寝た。それはもう寝た。感想を書けないレベルで寝てしまったがでもがんばって書いてみる。
この現代で奴隷労働なんてとつい思ってしまいますが漁船奴隷は遠い世界の話でもないらしいのでこういうのは見ておくといいと思います。
時代を彩ったかつてのオタクスタアたちのありがたいあの頃話を聞かせつつ、現代社会の在り方にも一石を投じる(かもしれない)ドキュメンタリーがこの映画だったと俺は思う。おもしろかったです。
直接的に描かれているのはドンバスの親ロシア派勢力支配地域だが批判の矛先はそれを通して像を結ぶプーチン体制。嘘ばかりついていると身を滅ぼすぞというたいへん教育的なコメディでした。
人物造形なんかは原作が落語だから古くさいが憎めない人ばっかり出てきて居心地のいいお仕事系時代劇でした。