縁日映画だった『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』感想文
娯楽映画こんなもんっすよと言わんばかりの余韻ぶち壊しオチも含めてなんだか縁日の屋台みたいな映画だった。むろん良い意味で!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
娯楽映画こんなもんっすよと言わんばかりの余韻ぶち壊しオチも含めてなんだか縁日の屋台みたいな映画だった。むろん良い意味で!
蜷川実花映画は大映特撮のようなものなので温泉感覚で楽しめる映画でした。
シリーズのファンなら楽しめるんだろうなとかは思いますし別に退屈もしないのだが、これを積極的に面白がるには相応のシリーズ知識が必要だろう。
暇つぶしには悪くないけれどもあのエイドリアン・ライン監督作にして暇つぶしレベルの映画ならいっそ観たくなかった…これが遺作になったらシャレんならんのでラインは明日から『ジェイコブス・ラダー』路線のガチな悪夢映画の撮影に入ること。
ポール・ダノのリドラーは佐野史郎で最高だしバットマンが真のバットマンになる物語としてもかなり満足感ある。だいたい今時のアメコミ映画にしては珍しくポストクレジット映像がない肝の据わった映画をそう悪く言えまいて!
それなりに楽しいけどなんか雑なポアロ映画でした。ポアロのキャラもなんかよくわかんねぇし!
半分くらい寝てるからなんのこれから観ようと思ってる人には何の参考にもならない感想です。
箱庭世界を完璧に作れば作るほどウェス・アンダーソンの映画はつまらなくなるので誰かツッコんでやってくださいよ、それつまんないですよって。
大した映画だとは別に思いませんが飽きるところのない楽しい映画だったと思います。リドスコ流の挑戦者ものがたりとして見ればなおたのし。
映画版スパイダーマンに思い入れのある人は楽しいかもしれないですけど俺にとってはげんなりさせられる二時間半だった。