君ら何がしたいんだ映画『青くて痛くて脆い』感想文
こんなのコントにもならないがどうせやるんなら吉本芸人とか出してちゃんとバカみたいにやるべきなのだ。バカみたいなお話はバカみたいに撮るべきであって糞真面目ぶるべきではないのである。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
こんなのコントにもならないがどうせやるんなら吉本芸人とか出してちゃんとバカみたいにやるべきなのだ。バカみたいなお話はバカみたいに撮るべきであって糞真面目ぶるべきではないのである。
あまりにしょうもない話だったので大いに笑いましたが人によってはこれ以上ないくらいに鋭利な政治ドキュメンタリーとしてメンタルにぶっ刺さるんじゃないだろーか。
いやもうビックリですよ。ガキ向け映画のはずなのにそこらの大人向け恋愛映画なんかより全然大人の恋愛をしていたし、恋愛の本質に迫ろうとしていたので。素晴らしい映画だと思います。
なんだかまたえらいドキュメンタリー映画を観てしまった。これはなんと表現すればよいのだろう…俺の中ではハードボイルド武闘派ジャーナリスト落合信彦の陰謀ルポの実写映画版みたいな感じなのだが…!
少なくとも劇場公開される映画ではたぶん類似作のないオリジナルな映画、映画というか実験、実験というか批評的パフォーマンス・アートとして非常に興味深い作品だった。
『ザ・ダーク』ネタをちょっとイイ話に転がす社会派映画なんかたぶんこの映画の他には現世に存在しないですしそもそも発想として出てこないですから、いろいろどうかと思うところもありましたがユニークで面白かったです。
どうでもいいじゃないですかシモキタ演劇人の一人や二人どう生きようが、どう恋に失敗しようが成功しようが。そんなの好きにやりゃいいじゃんとしか思えないよ。
せっかくのゲーム的設定があまり活かされないのはもったいないなぁと思うがまぁ、ロシアな異世界を味わう映画ということで。わりと面白かったです。
最近のダルデンヌ兄弟はいかにもなヨーロッパ的映画監督の衣を纏ったフランク・キャプラの後継者だと思っているので、重いテーマに反するその安直さにアメリカ映画的な楽観主義が感じられて非常によかった。
いやー、出るなー、悪口。やっぱりダメな映画は人の創造性を刺激する。イイ映画の感想とかぶっちゃけ面白かったぐらいしかないですからね。ありがとうダメ映画。君のおかげでぼくたちは少しだけ自分の可能性に気付くことができる。