ガーナ良い国映画『アフリカン・カンフー・ナチス』感想文
このあいだ見た別の映画の感想でぶっちゃけ娯楽映画の面白さとか基本予算の多寡だよとか暴言を吐いてしまいましたが『カンナチ』みたいな映画を観るとそうは言っても例外はありえるのだともしかしたらかなり間違ってるかもしれない方向への勇気をもらえます。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
このあいだ見た別の映画の感想でぶっちゃけ娯楽映画の面白さとか基本予算の多寡だよとか暴言を吐いてしまいましたが『カンナチ』みたいな映画を観るとそうは言っても例外はありえるのだともしかしたらかなり間違ってるかもしれない方向への勇気をもらえます。
ゲームの精神でもってループ世界をオープンワールドに遊び倒す約100分間はジョークもアクションもミステリーも人間ドラマもフランク・グリロの首の切り落としも満載のゲーム世代のゲーム賛歌、と人生賛歌。良い映画!
まぁどうかと思うところは当然たくさんあるわけですけど娯楽に徹した作りは潔いしYouTuber時代の映画として興味深いし見所もたくさんあります。観よう。
身も蓋もないがゆえに単なる職人のB級映画として観ることができるのがカーペンター映画なら、そこからいくらでも意味を汲み出せるのもまたカーペンター映画。というわけで俺がカーペンター映画を観て考えたことを作品分類をしつつ大☆開☆陳!
『激突!』と『ヒッチャー』をニューオリンズの市街地に持ち込んでB級映画のお手本『セルラー』のアイディアとテンションとかブチ切れの名作『フォーリング・ダウン』のキャラクターとか雰囲気を突っ込んだようなB級快作。あおり運転ダメ絶対!
だいぶわけわからんが観終わった後は新コロ禍の憂さをだいたい40分ぐらいは忘れさせてくれたので楽しい映画であったことは確か。
切ないなーこれは。ユーモア満載で笑えるけど切ないっすわー。東映実録映画×イギリス不良映画という感じのガイ・リッチー円熟の一本。
トータルではビデオ屋直行のクオリティなんだけれども部分部分が光る映画って感じだったなこれは。ミーガン・フォックス主演のミリタリー・アクション編みたいなのを期待しなければ楽しく観られる。
どう考えても50点満点中の50点の映画としか想像できないし事実ちゃんと50点満点中の50点であった。最近はこういうアベレージヒッター型のアクション映画が本当に少なくなったので50点に花丸を描いてあげたい。
一発で人間どもをぶっ殺せる性能を持った巨大変異昆虫が跋扈する『ミスト』的終末世界で本当に怖いのは人間だね…的なことをやられても説得力がないしなんかムカついた。