社会勉強映画『ギャングース』の感想
ダークな展開でどぎつい場面も多かったが最終的には爽やか映画。おもしろかった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ダークな展開でどぎつい場面も多かったが最終的には爽やか映画。おもしろかった。
これは眼福。ルイス・ファンとユー・カンとセガールが同じシークエンスに同居して各々がその技を披露する映画なんて中々ないですよ!
絶望的カオス状況にわかるわかると頷きながら誰一人感情移入できないノワール感がよかった。誘拐されるガキまで憎たらしくて可哀想になったりしないからガチ。
どこがどうすごいとかおもしろいとかそういう話じゃないんですよ『マンディ』、映画館であの抒情アシッドな空気に浸らないと意味ないんですよ。映画館出たらむしろ普通の映画だよ!
また7年ぐらい経って続編やったらたぶん見ますけど別に待望する感じにもならない微妙な面白加減が良い感じ。
超平和な映画だったので続編はヴェノムが温泉行ってエディが温泉リポートする傍らシンビオートが地元の悪いやつ片っ端から食ってくやつとかでお願いします。
アニメ的な表現の豊かさを度外視すればシナリオもアクションもオリジナルより全然良かったんじゃないかと思うが、そういう感じかぁって風にはなる。
血飛沫は上がるは腸は飛び出すわで血の気の少ない映画では決してないと思うが嫌悪感も笑いも興奮も催さない爽やかさ。
ギャグ路線から格闘路線に転向したジャンプ漫画のパワーインフレで収拾がつかなくなった連載末期を見ているみたいでどうかしていたがジャイアント最高。
曲はもちろん良いし、ぶさいくで弱点ばかりのキャラ造形もいいし、ストーリーも台詞もドタバタも悪人のいない世界観も…いや本当これ全部いいんですよ全部。