人間リスペクト映画『だれもが愛しいチャンピオン』感想文
歯切れの良い編集、ナイスキャラだらけの登場人物、ビターな現実も織り交ぜつつ決してシリアスには落ち込まない陽気さ、ツッコミ役不在のまま乱れ飛ぶギャグ、人間へのリスペクト溢れる爽やかなラストも最高、それになによりクライマックスの異常な多幸感! たいへんよかった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
歯切れの良い編集、ナイスキャラだらけの登場人物、ビターな現実も織り交ぜつつ決してシリアスには落ち込まない陽気さ、ツッコミ役不在のまま乱れ飛ぶギャグ、人間へのリスペクト溢れる爽やかなラストも最高、それになによりクライマックスの異常な多幸感! たいへんよかった。
スター共演もののキラキラ映画がまさかこんなインスタントな作りだとは思わなかったのでびっくりしちゃった。星五つですね。なんとなくそれっぽく見えればリアリティとかモラルなんてどうだっていいんだよ的なこの映画的デタラメに星五つ。これが映画だッ!
1ミリたりともキラキラしていないところから始まって満開のキラキラ映画にたどり着く逆説的キラキラ映画。泣いてしまうぞそのキラキラへの意志。キラキラ生きようとすることへの不退転の意志。
インスタ映え的なコントラストの強い映像も含めて大人の恋愛映画というよりなんだか地方系学園映画のような感じ。ありますしねこういう超設定のキラキラ学園映画。
良い映画でしたよ『初恋ロスタイム』。やるじゃんホリプロ。でも吉柳咲良はやっぱ絶対適任じゃないだろって思うのでトーク力を、難病ではなくひな壇を生き抜くことのできるトーク力を鍛える方向でマネジメントを…。
技術的には雲泥の差があるとしてもその批評性においては山戸結希渾身の反キラキラ映画『ホットギミック』に迫るところがある。あったように思う。
ここ一年ぐらいで製作本数が激減した気がするキラキラ映画の新作はどうせキラキラブームが終わるんならこっちから壊してやらぁ! と言わんばかりの破壊的キラキラコメディでした。大満足。
エルトン・ジョンの伝記映画ですが劇中で象徴的に使われていたエルトン・ジョンの代表曲のひとつ『黄昏のレンガ路』をずっとビートルズの曲だと思っていたくらいなエルトン童貞なのでそんなノれなかったです。
MVとして観るなら全然おもしろいし音楽もかっこいいから別に言うことはないですけどただめちゃくちゃ嫌だった。めちゃくちゃ嫌だった!
お弁当はコミュニケーションであり同時にディスコミュニケーション。お弁当は時に愛情、時に暴力。おもしろかったです。