ホラ吹き上等映画『カラミティ』感想文
大人たち&男たちのセコイやり方を知った勝気な少女がならばこっちはあくまで正直に清純に! などとはならないところがまったく痛快な西部劇であった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
大人たち&男たちのセコイやり方を知った勝気な少女がならばこっちはあくまで正直に清純に! などとはならないところがまったく痛快な西部劇であった。
まったく最高な、そしてフェス映画史(また狭いな)の再考も迫られる実にアツいフェス映画でしたね~これは~。
26分のヤマもオチもないような映画で1000円とかボッタクリかこの野郎とこれだけ観るとついつい思ってしまいそうになるが、他の作品と併せて観ると俄然面白くなってくるので…という感想。
不器用な作りも含めてヤクザVシネとして楽しめる映画という感じ。俺は前作もヤクザVシネの映画版ぐらいの評価が妥当だと思ってるのでこれでいいんじゃないですかね。
ミュージカルだからなにやら楽しい感じだが現実に起こってることはマンホールのガム踏んだっていう日常のプチ悲劇でしかないよな、みたいな映画。
ごく短く『グリード』がどんな映画か説明するならフェリーニの祝祭をアルトマンの皮肉で料理してスコセッシの下町感覚で客席まで運ぶような映画ってわかるようなわからない感じになってしまったがでもそんな映画なんだよ本当に。
いや別に面白いんだけどあぁこういうやつねってなるいつものオトコノコいらっしゃい映画だったので俺には壊滅的に合わなかった。
『激突!』と『ヒッチャー』をニューオリンズの市街地に持ち込んでB級映画のお手本『セルラー』のアイディアとテンションとかブチ切れの名作『フォーリング・ダウン』のキャラクターとか雰囲気を突っ込んだようなB級快作。あおり運転ダメ絶対!
洋画輸入大国の日本においてリアルタイムで配給の手からこぼれる作品ってやっぱこぼれるだけの理由があるんじゃないかな的なやつ。
今日もネットは誰が燃えたとか燃やしたとかで騒がしいが長い目で見たらどうせ大したことじゃないんだから、騒いでる人はまぁこういう映画でも観て落ち着いたらいーんじゃないでしょーか。