ホモソ恐怖大劇場映画『ぐらんぶる』感想文(途中から多少ネタバレあり)

俺はいったい何を観ているんだ。今年観た映画の中でいちばんそう思った。俺はどれぐらいの間この映画を観ているんだ。こないだ観た上映時間8時間超の『死霊魂』よりもそう思った。なんであれインパクトがあるのは映画として良いことだ。それが面白いかどうかはまた別の話だとしても。

宇宙的家庭崩壊映画『カラー・アウト・オブ・スペース ー遭遇ー』

ぶっちゃけかなり力技の映画だと思ったが恐怖描写のコメディ反転も恐れぬその強引な押し切り方も含めて80年代SFXホラーの現代版という感じなので、憎めない映画。ラブクラフト的な怖さは別にない。

電気伝記伝奇映画『エジソンズ・ゲーム』感想文

エジソンの伝記映画と言われれば脊髄反射的にお勉強映画を想像するがそんな映画では全然なかったという衝撃。あえて言うなら映画版『帝都物語』のような…なんだかすごいぞ!

映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』体験入店感想文

ホストと土方とヤンキーとヤクザ。ダンスとケンカとヤンキーアクション。隙あらば飛び出すシャンパンコール。愛と仁義と下剋上。コミカルに演出しているとはいえ話がVシネなので前作劇場版のようにキラキラポップな観るアッパードラッグ映画ではないが、今回も唯一無二のEXILEスタイルの映画でしたな。

老害は大変映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』感想文

火薬量はまったくまったく物足りないが映像はかっこいいし安易な人死にには笑わされるしローレンスには和まされる、そしてスミスの若作りに泣かされたりもするたのしい映画だった。

無駄に絢爛映画『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』感想文

権力の寓話というには現実の側が寓話的虚構に寄りすぎている昨今ですが、ベルルスコーニ時代の虚実入り乱れる政治内幕劇であると同時に、あちらでもこちらでもあるある感のある、たいへん刺激的でおもしろい権力の寓話であったとおもう。

映画『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』感想文

ワンちゃんがいっぱい出てくるので見た目かわいいですが風刺は直球だしロイヤルコーギーズの権力闘争もえげつないしファミリー映画と油断してかかると殴られる。

ワニどんと来い映画『クロール ―凶暴領域―』感想文

B級オモシロとB級人生賛歌だけで構成されている上に台風の時に興味本位で避難指示地域に入ったり増水した河川を見に行ったりするとワニに食われるから絶対にやってはいけないというありがたい教訓まで得られるB的に完璧な87分だった。最高。