おおらか映画『ドライブアウェイ・ドールズ』感想文
良いところがまるで無いような映画なのだが、妙に肩の力が抜けて楽しそうに撮ってる感じなのでなんとなく憎めない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
良いところがまるで無いような映画なのだが、妙に肩の力が抜けて楽しそうに撮ってる感じなのでなんとなく憎めない。
ベトナム戦争!クトゥルー神話!旧約聖書!もののけ姫!ゴタゴタ混ぜ混ぜで壮大な血みどろファンシー戦争映画でした!
ハリウッド映画の(たぶん)穴埋めでこんな素敵な映画がかかるんならハリウッドにはもうずっとストライキやっててほしいと思わされる、よきクラシカルB級時間SFでございました。
メジャーな堤幸彦映画も『天空の蜂』などは傑作だし別に悪くはないが、やはり堤幸彦の本質的な面白さはこういう実験映画にこそ表れる。変で面白かったです。
いわゆるひとつのツーリスト・トラップものにして90年代黒沢清映画っぽさもある、あるある感満載の厭サスペンス。厭で面白かったので帰宅応援上映希望。
こんな映画が一回だけとはいえ映画館で上映されたのだからその話題の冷めぬうちにさっさと配信が始まるのだろうと思ったがDVDリリース(とたぶん配信も)は7月3日。アメリカ独立記念日の前日というのは映画の内容に合わせたのだろうか…?
どうなのと思う点は多々あるが対象年齢6さいの映画と思われるので6さい向けならこんなもんだろって言われたらそれはそう。
主人公の爆裂9歳がクソかわいい痛快くそったれキッズムービー!こんなもんは笑いながら観ればいいのであって、シンと静まりかえった葬式みたいな映画館で観ていて俺はなんだか気味が悪かったですよ!
こんなフルムーン・ピクチャーズの映画みたいなのがシネコンで公開されるなんて!これはちょっと感動してしまったよ!
ある日とつぜん他人と目を合わせるとその人に襲われるようになってしまった男を描くなんか筒井康隆みたいな笑える不条理ホラー。ゾンビ映画みもあってお買い得です。