粋な珍説映画『お隣さんはヒトラー?』感想文
なんつーか、粋な映画だね。こういう粋なナチス関連の映画も昔は『独裁者』とか『生きるべきか死ぬべきか』とかあったが最近はもうほとんど消滅してしまった。気骨のある良い映画だと思います。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
なんつーか、粋な映画だね。こういう粋なナチス関連の映画も昔は『独裁者』とか『生きるべきか死ぬべきか』とかあったが最近はもうほとんど消滅してしまった。気骨のある良い映画だと思います。
『悪魔のいけにえ』かと思わせておいてまさかの『バグダッド・カフェ』ミーツ『荒野の千鳥足』!たのしい田舎コメディだったと思います俺は!
ミニオンズものにしては今一つ盛り上がらず煮え切らない、もしかすると『怪盗グルー』シリーズ最終作かもしれない映画っぽい気がした。
同じ監督の『幸福なラザロ』のようなキャッチーさはないのでまだ今一つ掴みきれていないが、噛めば噛むほど味が出るというスルメ映画がこれだったような気はなんとなくしてる。
なんか『コンフィデンスJP』みたいな映画だったが『コンフィデンスマンJP』にはアクションとかサメは出てこないのでアクションとサメが出てくる分だけ『コンフィデンスマンJP』よりも面白いかもしれない。
アマプラとかによくある海外のC級以下のサメ映画なんかよりもよっぽど面白い!サメ映画というか昭和ガメラみたいな怪獣映画だが!
よくできたホリデイ映画であると同時に、アンチ・ホリデイ映画でもある。この苦味がたまらなくアレクサンダー・ペインだ。
教訓。ご飯はしっかり食べ、社会問題は適度に受け止めつつスルーし、あんまり先生と呼ばれる人の言うことを真に受けすぎないようにしよう。
なんでもかんでもYESかNOか、アリかナシか、右か左かといった二項対立で人々が思考しがちな現代。これはそんな現代に、思考の豊かさを取り戻そうとする真実のドキュメンタリー映画である。
爆破と銃撃戦とジョーク!それだけの映画だがそれで何が悪いと言うのだ!