ジェリー・ブラッカイマー爆発映画『アンジェントルメン』感想文
倫理的にはどうかと思うがなんだかんだ抗いがたい魅力がある、ガイ・リッチーというよりはジェリー・ブラッカイマー映画の新作。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
倫理的にはどうかと思うがなんだかんだ抗いがたい魅力がある、ガイ・リッチーというよりはジェリー・ブラッカイマー映画の新作。
中国か台湾の人がやってる町のみすぼらしい中華料理屋で日替わり定食のBを頼んだら普通に美味かったっていう、そういう映画。
なんかNetflixの海外ドラマとかでこういうのありそう的な教皇選挙版クローズド・サークル・ミステリーでした。
こりゃおもしろい。日本版予告編に出てきた「ここ10年でもっとも怖い映画」という惹句は誇張としても、「『セブン』以降でもっとも怖いシリアルキラー映画」という惹句はまぁまぁウソではないんじゃないだろうか。
面白いのだがとにかく随所に感じるダルデンヌ既視感、しかもダルデンヌと同じベルギーの映画とくればこれはジェネリック・ダルデンヌと言われても仕方がないのではないか…。
スポーツものノワールとして結構面白いけど、このストーリーをフェアに観るための目を日本の多くの人は持っていないので、どうにも後味の悪い感じになった。
まったく期待せずなんとなく観たら掘り出し物を見つけた気分になって嬉しくなる、これはそんな良きノワール小品。
きわめて精巧な暴力についての寓話。傑作と思いますが表面だけ追うとその面白さがあまりよくわからんかもしれません。
きっとMCUは今後静かに衰退していくんだろう。MCU終わりの始まりを告げる一作を思えば、その哀愁は、独特の味わいと言えなくもないけれども。
サブカル趣味のある人ならこの監督コンビの前作『オオカミの家』よりこっちの方が面白いんじゃないでしょーか。てか俺はこっちのが好き。