木曜洋画劇場でやりそう映画『トラップ』感想文
懐かしの『パニック・イン・スタジアム』や『セルラー』などの記憶がちょいちょい蘇る、シャマラン円熟の技巧が光る匠のウェルメイド・サスペンス!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
懐かしの『パニック・イン・スタジアム』や『セルラー』などの記憶がちょいちょい蘇る、シャマラン円熟の技巧が光る匠のウェルメイド・サスペンス!
面白かったのだが第二の『哭声/コクソン』であるかのような宣伝とかネット伝聞とはだいぶ異なる方向の面白さだったので「あ、そっちなの」と思ったりもしたのであった。
脚本も映像も音響も芝居もすべてすばらしい。この映画を観た幸福な記憶は永遠に忘れない、と思いたい。
サスペンスありコメディあり人情あり柳葉敏郎の口芸ありデッデンッの室井テーマ曲ありとお馴染み感たっぷりのエンタメ作だがすごくテレビドラマですごく前編!
前作をとりあえず忘れて単独の映画として観れば映像的な見所いっぱい。むしろ前作を観ない方が楽しめる映画かもしれない。
ようするにクリスチャン映画版のB級刑事サスペンスであったという中立的かつドライな睡眠感想文です。
大変寝ましたが変なシーンとなんでそうなるの展開盛り沢山で楽しい映画だったとは思います。
黒沢清のベストアルバムみたいな内容だったが、もう巨匠ポジションである程度変な企画でも通せないこともなさそうなんだから黒沢清にはもっと冒険してほしい。
なんというか『かまいたちの夜』のメインシナリオだけじゃなくていろんなサブシナリオも遊んでる感覚になる映画だった。あと田中圭のたぶんベストアクト。
これからこの映画を観る人がいたら血みどろスラッシャーじゃなくて風刺要素込みのフーダニットとしてお楽しみくださいって感じ。そういう目で観ればなかなか唸らされる映画なんじゃないすかね。