ダークヘンテコ修学旅行映画『地獄でも大丈夫』感想文
ちょっと風変わりなファンタジーのような青春映画。新人監督の第一作目だそうで、こういう作り手の顔が見える映画は良いなと思う。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ちょっと風変わりなファンタジーのような青春映画。新人監督の第一作目だそうで、こういう作り手の顔が見える映画は良いなと思う。
キラキラ映画といえばロケ地が重要であるが、ストーリーのいびつさやテンポの悪さをロケ地撮影の良さでだいぶ補っているのがこの映画だったんじゃないだろうか。たまに出てくるインスタレーション的な美術もまた良し。
『ミンナのウタ』の続編にして『呪怨』のセルフリメイク恐怖回避ばーじょんみたいな映画だが、もういいかげん清水崇は実家を出て村でも島でも行くべきだろう。行った結果Uターンしてきたわけだが…。
そんな内容では全然ないがやはり自分のフィールドで出来ることからコツコツやっていくのは大事だなというメッセージを勝手に受信してしまう映画でした。
『バタフライ・エフェクト』風味の『まんが道』の亜流みたいな漫画を創意なくそのまんま映像化した紙芝居みたいな映画だった。
もしも『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の主人公がアイドルに憧れたら? みたいな映画で面白かったです。
面白いかどうかはともかく良い映画だ。これは中国の貧乏な地方の今を切り取った映画ではあるが、そこから見えてくるのは現代中国の姿ではなく、もっと普遍的なものだったと俺は思う。ただ3時間半中の2時間は寝てた。
下品なのに無邪気でポップなキラキラ映画。こういうの、よくよく考えてみればプラトニック・ラブの志向が強い邦画メジャー映画界には案外ないものかも。
映画が始まって30分経っても40分経っても人が面白く死なないホラー映画なんてダメだろうとか思うのだが、ワカモン世代にはとても好評なようです。
よくできたフーダニット型スラッシャー映画なのだがちょっとよくできすぎて逆にスラッシャー映画的な面白味を欠いているのではないかと思ってしまう。