人間ビリーバー映画『虚空門 GATE』感想文(ネタバレなし)

予想の斜め上を行くこと甚だしい怪展開で斜め上を行ったと思ったらまた斜め上を行く、それからまたまた斜め上を行って更にそこからも斜め上を行く、気付いたらぐるっと一周して元の位置に戻ってきてしまった、みたいな映画でした。すごかったです。

全裸映画『サウナのあるところ』感想文

確実に集客に影響の出るR指定を受け入れてまでノンボカシを選んだ配給の英断に拍手を送りたい。おっさんちんこの雨嵐。これはもうおっさんちんこのアベンジャーズだ。全裸配給、アップリンク。ナイスですね。

エクストリーム映画『フリーソロ』感想文

度々エル・キャピタンを訪れて登りたい欲を募らせていくオノルドさんの目は獲物を物色しながら昂ぶっていくシリアルキラーの目。映画を観る限りではオノルドさんとてーも平和なやさしい人のようだったが人間やっぱそれぐらいヤバイ人に近づかないと偉業は達成できないということだろう。

幸福の映画『光り合う生命。ー心に寄り添う。2ー』感想文

幸福映画ではいちばん興味深かったかもしれない。もしHSUの入塾(※認可下りてないので卒業しても大卒になりません)を考えている人がいたら一度見てみたらいいんじゃないですか。こういうことをやっている、ではなくこういうイメージを売ろうとしている、という点に着目して。

現代アート業界大冒険映画『アートのお値段』感想文

こういう形で芸術作品の生と死を浮かび上がらせるというのはなかなか面白い趣向、美術館でばかり作品と触れているとお値段と一緒に意外と忘れてしまいがちな作品の生を改めて意識させられるよい映画。

人食い映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』感想文(ネタバレ注意)

愛とも狂気とも単なる性欲ともつかない常識の彼岸の光景は感動的でさえあるがその一方、編集次第で現実はいかようにも変容させられるのだなぁと冷ややかに見てしまう怪ドキュメンタリー。

扱いに困る映画『哲人王~李登輝対話篇~』感想文

絵がとても良い。ここには確かに一本の映画として抗いがたい魅力がある。ぼくは幸福の科学の信者ではないがそう感じた。いやぁ、困ってしまうよねぇ。困ってしまうよ…内容が内容だから。

映画の感想『ハーツ・ビート・ラウド』『7月の物語』

ダメな男ばっかりだなぁ的な映画の感想二本立て。いつになっても子離れできないダメなロック親父が出てくる『ハーツ・ビート・ラウド はじまりのうた』と性犯罪案件の男がたった70分の上映時間に3人も詰まったダメ男のセット販売映画『7月の物語』です。

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を観に行った

文化の集積地としての図書館。文化の発信拠点としての図書館。シムシティでは一個配置するだけで街全体の全世代の教育指数が底上げされる図書館。図書館というのは決して本を貸したり借りたりするだけの場所ではないのだとわかるドキュメンタリー。