【ネッフリ】『ハイ・フライング・バード -目指せバスケの頂点-』
こんな地味なバスケ映画はたぶん他にないので新鮮な気持ちで見れた。スティーブン・ソダーバーグのたぶんハリウッド意趣返し。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
こんな地味なバスケ映画はたぶん他にないので新鮮な気持ちで見れた。スティーブン・ソダーバーグのたぶんハリウッド意趣返し。
主人公ビリー・ムーアの主観として物語が進んでいく映画なのでリアル前科者キャスト&リアル刑務所ロケの効果たるや半端なく胃袋を握りつぶされるような臨場感。すごいぞ!
ジョニー・デップのバッティ仕草がパーフェクト。『ブレードランナー』フォロワーやオマージュは枚挙に暇がないがこんなところで遭遇するとは思わなんだ。
ある意味どんでん返し系のびっくりオチ映画。ダセェダセェとしか思わなかったトオルくんのモノローグ進行も最後まで見ると切なさがあふれ出す。
絶望的カオス状況にわかるわかると頷きながら誰一人感情移入できないノワール感がよかった。誘拐されるガキまで憎たらしくて可哀想になったりしないからガチ。
国連を揺るがした大スキャンダルを分かりやすい答えを出すでもなく正面から批判するでもなく、ハードボイルドに背中で語る硬派な社会派サスペンス。おもしろかった。
あまりに共通点というか重なる部分が多くて興味深げだったのでおもに『ウインド・リバー』との比較感想。
タネ明かしの内容より仕方に驚愕な原作・島田荘司の青春ミステリー。おもしろかったが真面目な人は怒る可能性がある。
寒冷地仕様のシンプル展開の中にネイティブ・アメリカン居留地の抱える問題を凝縮、アメリカの中の異国からアメリカを炙り出すの超おもしれぇと思いました。かっこいい銃撃戦もあるし。
ヤクザVシネみたいな邦題ですが中身もヤクザVシネみたいなので正直な邦題ワーク。かっこいいよキム・ヘス。