どんなに離れていても映画『LOVE LIFE』感想文
結局みんな他人だし他人のことなんかぶっちゃけよくわからないけど、それでも一緒に生きていくことはできるよね的な、切ないけれども誠に力強い映画であったと思います。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
結局みんな他人だし他人のことなんかぶっちゃけよくわからないけど、それでも一緒に生きていくことはできるよね的な、切ないけれども誠に力強い映画であったと思います。
内容が内容なのであんまりこれこれこういう映画でしたとは書けないのだが、なかなか見応えのある良い映画だった。
阿部寛の昭和鬼刑事っぷりもこれ見よがしでない楽団員たちの交流も良いけどクライマックスで急にショボくなってわりとガッカリした。
それはもうびっくりするほど褒めちぎっているが一年分の褒めを全部ここに注いでも別に構わないぐらいの映画ではあったので問題なし。
児童向けの映画として割り切って観るならなんかキラキラしたシーンとかあるしまぁ悪くないんじゃないのとは思わなくもないが、正直、SF映画としては、っていうかSF映画としてじゃなくてもかなり退屈な映画だった。
俺にはまったく響かなかったがなんかオシャレな映画が観たい時にはちょうどいいんじゃないすか?
俺は議長だよ!所詮俺は議長なんだ!議長がどうしようもない『ビリーバーズ』、面白いけど議長に感情移入するとだいぶツライ映画です!
世の中は誰もが不完全なのだからお互いにいがみ合わずいたわって生きていく方がいいじゃないのという時代遅れなやさしさが、今の世ではじんわりと沁みる。
人間の不確かさをユーモアとペーソスを交えて活写しつつ選択こそが人生だと変化を肯定する、イイ映画でしたねこれは。
キラキラ映画っていうか大事な人を失いふわっとした喪失感の中に生きている男女が過去を乗り越えていく過程を描くヒューマンドラマでした。