クラシックの世界は大変映画『蜜蜂と遠雷』感想文(悪口あり注意)
合う合わないってありますからね。あるんです。今まで色んな映画を観てきたが、それでもやっぱり慣れるということはなくて、絶対に足を踏み入れられない領域もあるってことを再認識させられる、俺にとってはそういう『蜜蜂と遠雷』でありました。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
合う合わないってありますからね。あるんです。今まで色んな映画を観てきたが、それでもやっぱり慣れるということはなくて、絶対に足を踏み入れられない領域もあるってことを再認識させられる、俺にとってはそういう『蜜蜂と遠雷』でありました。
自由のために速度を求める二人の前に立ちはだかるのが速度を拒絶することで自由を得ようとするアーミッシュ、というのはなんだか図式的というか説教臭いと思ったが、ともあれさり気ない風刺もよく効いたなかなか面白い映画だった。
いや本当に良い映画だった。アングラ界隈の『この世界の片隅に』ではないかと思う。人の作品を挙げて褒める失礼もわかってはいるが思ってしまったので。
お話は好きな感じでは全然ないが出てくる人の佇まいとか演技は良かった。
戦場ジャーナリスト映画監督マシュー・ハイネマンの檄重ジャーナリストドラマ。大必見。
確実に集客に影響の出るR指定を受け入れてまでノンボカシを選んだ配給の英断に拍手を送りたい。おっさんちんこの雨嵐。これはもうおっさんちんこのアベンジャーズだ。全裸配給、アップリンク。ナイスですね。
なんだか昔のフジテレビでやってた三谷幸喜脚本のテレビドラマっぽい。1クール10話の総集編という感じ。気楽に見れるが批判は鋭利。おもしろかったなぁ。
房総半島が大変な状況の中でこういうことを書くのは人としてどうかと思うのだが書かねばこちらの感情が復旧しないほどに観賞被害が甚大、俺観測史上最大規模に壊滅的な『台風家族』であった。
結構楽しみにしていた映画だったので2時間に迫ろうかという勢いの大爆睡をかました自分にちょっと溜息が出てしまう。でも傑作。
観た直後はしょうもないなぁと思ったが感想を書いてみるとなかなかイイ話で、ホラーを創作すること、あるはホラーを観たり読んだりすることの意義を力強く訴えかけるロジェのくせに感動作であった。