ファストエモ映画『異人たち』感想文
なんというエモさだ!『コマンドー』は開始1分で血圧が上がるが『異人たち』は開始1分でエモくなるということで、これはもしかするとエモ業界の『コマンドー』なのかもしれない…!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
なんというエモさだ!『コマンドー』は開始1分で血圧が上がるが『異人たち』は開始1分でエモくなるということで、これはもしかするとエモ業界の『コマンドー』なのかもしれない…!
テレビドラマみたいな尼崎ご当地映画だが韓国ノワールに出てくる連続殺人鬼みたいな出で立ちで尼崎の街をぶらつくニート江口のりこの無頼感は最高。
面白かったですけどノーランさんにはもうそろそろずっと走ってるだけじゃなくて要所要所で一旦立ち止まるという演出術・脚本術を覚えてほしいものです。あとよくわかんなかった人向けの内容超カンタン解説付きです。
チャレンジングな作品だと思うし面白くもあるんですけれども、これも昨日感想書いた『ビニールハウス』と同じでネタ先行型って感じの映画で、なんか勿体ない気がしちゃったなぁ。
面白い良い映画だと思うが、映画そのものよりもこれが観客に絶賛されて受け入れられていることが興味深かった。
どういう経緯なのかよくわからないがベルギーのバス・ドゥヴォスという監督の映画がいきなり二本同時にBunkamuraル・シネマ渋谷宮下で公開されたので観てきた。
エリセの時代はもう終わった。だからこそエリセが今あたらしく映画を撮ったことに、まったくしょうがねぇなと思いながら、ちょっと嬉しくなってしまうのだ。
とくに深刻になることもなくとくに面白くなることもなくふわっとさらっとアメリカの(都会の)リベラルの日常を映し出す。疲れた脳にやさしい映画であった。
映画のマジックがいろいろ見られる楽しく美しくやがて哀しい珠玉の的な映画なので、詳しい内容なんか知らないで観に行ってもらいたい。
波乱の2024年開幕、だがまずは去年一年の振り返りだ。2023年、俺が超個人的にこれがベストだなと思った映画10本+1本を誰の役に立つかまったくわからないが、どうぞ!!!