発想だけ面白い映画『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』感想文
田舎暮らしの高校生にとって今のアメリカの都会風俗はファンタジーという発想は悪くないかもしれないが、発想だけでは映画って成立しないんだなぁということがよくわかる一本。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
田舎暮らしの高校生にとって今のアメリカの都会風俗はファンタジーという発想は悪くないかもしれないが、発想だけでは映画って成立しないんだなぁということがよくわかる一本。
途中までは夢の世界で良かったけどそこからがあんま夢がなく、ちょっと残念な映画だった。
ストーリーは魅力的だし映像もキレイでイイ。でもゲーム。そして何度かこういうのやったことがある。
俺には不満ばかりの映画だったが、そう感じるのならもう映画ドラえもんの新作からは離れるべきかもしれないな。いつの時代も子供たちのためにあるのが映画ドラえもんであろうから、俺みたいなオタクのオッサンのためじゃなくて。
こういうしっかりと子供に向けて作られたキッズムービーを観るとなんか安心する。
こんなに作り手の美意識のないシケた映像をディズニープリンセスものの新作としてお出ししていいんでしょうか…まぁ売れてはいるようだからいいのでしょうが…。
今回の三作目で設定とか方向性とか諸々固まった感じなので、『テリファー』シリーズには今後も続いてもらいそのうち『ジェイソンX』みたいにアート・ザ・クラウンさんには宇宙に進出してもらいたいと思います!
ちょっと風変わりなファンタジーのような青春映画。新人監督の第一作目だそうで、こういう作り手の顔が見える映画は良いなと思う。
ホラーっていうかジュブナイル向けダーク・ファンタジーといった方が内容を正しく言い表せているような気がする。
ぶっちゃけ実験性が強すぎてあんまり面白くはなかったが、とはいえここまで愚直に少しの迷いもなく「こういう画を撮りたい」を全編に渡ってやられてしまうと、それはもうグッと来てしまう。