アシッド教育映画『トロールズ ミュージック★パワー』感想文
アメリカ人はポップ・ミュージックが大好きだしドラッグも大好き!謎生物のミスター・ディンクルスが天国への階段を上るところ、ドラッギーで最高でした!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
アメリカ人はポップ・ミュージックが大好きだしドラッグも大好き!謎生物のミスター・ディンクルスが天国への階段を上るところ、ドラッギーで最高でした!
面白いんですけど落書きの精神を称揚したい作り手サイドと落書きの反社会性は教育的配慮から映画に出したくない製作サイドの間でうまい妥協点が見つけられなかった映画という感じ。
立てますなぁ。主演の長谷摩美さんはもとより全てのキャラクター・俳優を立てる、見せ場を与える。実物は予算450万円+の悪ふざけでしかないのに感想書いているうちにどんどん良い映画に思えてきてしまった。
人生は辛い。険しい。でもその中にほんの一滴ほんの一粒でも生きていてよかったなと思えることがあるかもしれない。映画『じゃじゃ丸くん』、人生そのものでした。
殺人寒天の場面、俺は知らないですけどあれネタ元を知ってる人はあーはいはいそれね! って絶対なってる。フェミリー映画とマニア映画の際を攻めたディズニー×ピクサーらしいいぶし銀の映画だなと思った。
映画でできるウソしか詰まってない愉快にして巧緻にして優雅でありつつ愛情深くも悲痛で切実な空前絶後の映画愛映画。いやもうすごいよ。
少なくとも劇場公開される映画ではたぶん類似作のないオリジナルな映画、映画というか実験、実験というか批評的パフォーマンス・アートとして非常に興味深い作品だった。
歌って踊ってみんな幸せ! イケない心、ちょーだいされましたっ! 黒沢清(偽)も出てくるよ!
どうかしていると思うが面白かったですよ。ディズニー映画の代替物を求める向きにはまったく勧められないが子供と一緒に観れるドラッグ映画と思えばなかなかユニークで良いんじゃないかな。
『オウム真理教の精神史 ロマン主義・全体主義・原理主義』という本を読んでいたらこれ『ペルソナ2』じゃんってなってしまった。オウムはともかく『ペルソナ2 罪/罰』というメジャーにしてカルトな世紀末ゲームの全体像がなんとなくこれで掴めたような気がしたので、関連しそうな本を漁って考察。その7。