楽しいだけの映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』感想文
楽しかった! もうこれは楽しい、単に楽しいだけの映画だ。娯楽映画としてたいへんに立派。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
楽しかった! もうこれは楽しい、単に楽しいだけの映画だ。娯楽映画としてたいへんに立派。
紀里谷和明が舞台挨拶で映画監督引退表明をしたというこの映画、本気の映画であった。そして本気だが薄っぺらい映画でもあった。
災厄だらけの現代に生きる人々が抱える不安や心労あるいは狂気を寓話的に表現した映画としてヨーロッパのえらい映画祭に出品されても全然おかしくないぐらい見事な一本。ようやく本当の意味でシャマランが帰ってきたよ!
事件ですよこれは! 俺の中の高嶋政伸が姉さん事件ですと言ってるよ! 現代日本のガキ向け原作付き娯楽映画業界における大事件!
なんだったんだろうなぁこの映画。観て一夜明けた今もよくわからない。そういう意味では夢のような、そしてファンタジーの本質を夢とするなら、至極のファンタジー映画と言えなくもない…のか?
俺はこの映画を作った人は全然わかってないのだと思う。どうやったらアクションとして燃えるか、コメディとして笑えるか、全然わかってない。
面白くないっていうかこんなことを言ったら身も蓋もないのだが俺アニメのジャンルで一番興味ないのってファンタジーなので興味の持てない映画でした。
悩める中学生をリアルに描いてよい映画だし、あとオオカミ様は芦田愛菜が声を演っているのですがあの声で「ふふふ…そうであろう。諸君もようやく気付いたようだな」みたいな口調のちょい天然ボケキャラ、七人の不登校児との温度差の激しいやりとりには笑わされつつ激カワ轟沈。
なんか薄い人間ドラマばっかで辟易したのでシーズン3をやるならウジウジしたドラマなんかすっ飛ばしてアクションとゲームばっかやってほしい。
死を想って死に怯える自分を克服せよ。どうせ人間いつか死ぬと普段から諦めていれば、案外その方が限りある人生を楽しめるたりもする。この映画が示しているのはそんなことなのだろうと思う。