ハードボイルド非正規労働映画『ウィリーズ・ワンダーランド』感想文
世の中にはしょうもないしそんなに面白くもないのにかなり最高な映画というものが存在するが『ウィリーズ・ワンダーランド』そういうやつ。とくに非正規労働者は必見です。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
世の中にはしょうもないしそんなに面白くもないのにかなり最高な映画というものが存在するが『ウィリーズ・ワンダーランド』そういうやつ。とくに非正規労働者は必見です。
邦画メジャーがついに15年ぐらい前の韓国ノワールに追いついた! この邦画サスペンスはすごいぞ!
『ミートマーケット』の三作目と同じぐらいダメな感染パニック映画だが『シャイニング』風のサスペンスはちゃんと怖くて面白いし、あと釈由美子の表現力の高さが遺憾なく発揮されているので観てあげてください観ろ。
だいたい俺はこの前作からしてそれお前んとこのご都合ですよね!? みたいなシーンの連続が嫌だったのでその成分が今作では更にスーパーパワーアップしていたとあっては冷静に見られるはずがない。
映画の歴史は地獄の歴史と誰かが言ったがこれはその完全俺主観でのホラー&女の人版。10本選んだからお前ら全員観て地獄に堕ちろ!
身も蓋もないがゆえに単なる職人のB級映画として観ることができるのがカーペンター映画なら、そこからいくらでも意味を汲み出せるのもまたカーペンター映画。というわけで俺がカーペンター映画を観て考えたことを作品分類をしつつ大☆開☆陳!
『激突!』と『ヒッチャー』をニューオリンズの市街地に持ち込んでB級映画のお手本『セルラー』のアイディアとテンションとかブチ切れの名作『フォーリング・ダウン』のキャラクターとか雰囲気を突っ込んだようなB級快作。あおり運転ダメ絶対!
忘れられたわけでは決してないが少なくとも日本では正当に評価されたわけでも決してないルチオ・フルチを今、再評価する時が来たんじゃないだろうか。
拾った野生児のファウンドフッテージとかいう作品の根幹を成すアイディアの下らなさとはずいぶん不釣り合いな社会派っぷり。なかなか食えない映画であった。
大人になるって悲しいね。俺なんでハリウッドの偉いやつらがやたら映画をカットしようとするのかちょっとわかってしまいましたよ。