睡眠感想『エンジェル、見えない恋人』
透明人間の主観から透明人間(のようなもの)を描くっていうのアイディア勝ち感ありますけどそれセコくね!?感もありますね…
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
透明人間の主観から透明人間(のようなもの)を描くっていうのアイディア勝ち感ありますけどそれセコくね!?感もありますね…
導入部はストレートな少女漫画原作映画っぽかったが意外やかなり技巧派の渋映画。
今風のティーン映画にありがちなギャグとか演出とか超展開とか全然ない生真面目な難病純愛映画でおどろく。
ちょっと知ってる金持ちの世界とリッチの桁が違いすぎたので脳内処理落ちして思考がフリーズしたがオークワフィナは最高だってことだけは理解した。
第一印象は静かで上品な喫茶店だったが時間遡行のために店に訪れた女の人(波瑠)に常連の吉田羊がやさぐれ絡みしてたから面倒くさい店っぽい。
アルチンボルドの寄せ絵みたいにJRの撮影した様々な顔がヴァルダの肖像を形作っていく変則アートドキュメント。
予告編から受けるオタク舐めてんのかよぶっ○すぞこの野郎的な印象を見事ひっくり返す秋のティーン映画のダークホース。
こういうのを癒やし系映画というんじゃないか的な。なお原作未読。
今年映画館で観た映画の中で一番なにこれってなった。おもしろいかった。
全部イイ。もう一度言いますが全部イイ。興奮のあまりネタバレが暴発。