宇宙と団地に国境なし映画『GAGARINE/ガガーリン』感想文
分断は昨今の欧米映画の一大テーマということでこれも思いがけない角度から世界の分断に切り込んだ映画。おもしろかった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
分断は昨今の欧米映画の一大テーマということでこれも思いがけない角度から世界の分断に切り込んだ映画。おもしろかった。
楽しかったかもしれないし時には苦しかったかもしれない未体験ゾーン2022もこれにて閉幕ということでトリ二本の感想。
駄作じゃないし傑作じゃないし愚作でも佳作でもない、人に勧めるかといったら勧めないけどつまらないかと言えばつまらなかったわけではない、とにかく変な映画としか言いようがない。
舞台のライブ・ビューイングみたいな映画。よくわからんかった。
皮肉で嫌味で鬼畜で最悪な現代アート映画だがなんか希望を感じてしまった。この題材で希望を感じさせる作りの偽善性をチクチクと感じつつも。
面白かったがかなり個性的な内容であるはずなのにこれといった読後感が残らなかったのが自分でも不思議。
先行上映で観た時にはあまり面白くなかったがせっかくだからということで本公開後に今度は寝ないでちゃんと観てみたらいや、面白いじゃないですか!『ゾンビ』好きはとくに必見!
たぶんホラー映画を素材にしてあえて非ホラー映画をアート的に作ろうとしたんだと思うので、そういうものとしては非常に高い完成度を持った映画であるし、そういうつもりで観ればとっても面白い。映像も音楽も超スタイリッシュだし。
がんばれとは書いたものの別に園子温にがんばってもらいたいわけではなくこの映画の和洋折衷過去現在ごちゃごちゃ混ぜ混ぜポストモダンな世界観といちばん近いものってなんだろうと脳内をサルベージした結果コナミの名作アクション『がんばれゴエモン』シリーズだったのでこれはそのダジャレです。
メル・ギブソンがサンタ役のブラックユーモア映画とかいう浅い事前情報から脳内に形成される像は当然ながら『バッドサンタ』なのだがこっちのサンタは本物でした!