映画信仰映画『海辺の映画館 キネマの玉手箱』感想文

映画でできるウソしか詰まってない愉快にして巧緻にして優雅でありつつ愛情深くも悲痛で切実な空前絶後の映画愛映画。いやもうすごいよ。

ドルオタ大戦争映画『ランボー ラスト・ブラッド』感想文

まさか今回はオタクの生き様テーマだなんて。でも1作目のランボーもオタクっぽかったからウン十年の時を経てついにランボーが己の居場所を見出したという話なのかもしれない。

極限戦闘映画『デンジャー・クロース 極限着弾』感想文

いかにも安っぽいオープニングに頭の中のB級スイッチが入りかけるが、ところがどっこいそこから先は一言で言うならばベトナム戦争版『ブラックホーク・ダウン』。傑作。

【ネッフリ】『タイラー・レイク -命の奪還-』感想文

面白いのにつまらない! なんだか矛楯しているようですがでもあるじゃんそういうの! あるでしょ? 愛してるけどセックスしたくないとか、不味いけどつい食べちゃうとか、そういう感情と行動の矛楯みたいのってあるじゃないですか…俺の『タイラー・レイク』体験、それ。

シリア内戦体験版映画『娘は戦場で生まれた』感想文

簡潔にではあるが発端から描いているのでシリア内戦入門編もしくは体験版としてよく出来ているんじゃないだろうか。シリア初心者の俺がそう言うんだからそれなりに説得力はあるはずだ。

TPS的戦争映画『1917 命をかけた伝令』感想文

走ることはあらゆるアクションの基礎であるとか言ったり言わなかったりするが、人が走るだけでこんなに胸が躍ったのは久しぶりだし、カメラが切り取る世界をただ眺めているだけで感情が持って行かれてしまう戦争映画というのも久しぶり。傑作だと思うなこれは。

映画感想『彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド』

面白いか面白くないかで言えば面白かった。でもこの内容ならわざわざ手間掛けて記録映像に手加えるよりオリジナル作品として普通にフィクション映画で作っちゃえばよかったのにって思うし、フィクションの力ってそういうところにあるんじゃないすかねって風にも思いましたよ。

あんま感想になってない映画『ジョジョ・ラビット』感想文

途中まではハリウッドのせこさが本当に嫌で早く帰りたいなーぐらいに思ってましたが『西部戦線異状なし』のオマージュと思しき蝶の場面から先はもう、そんな風に観ていられなかった。たいへんよかったです。

オーラル映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』感想文

去年ぐらいの映画だと思っていたらオリジナル版は2016年11月公開ということで観たのはもう3年前、細かいところなどは忘れてしまったしそのときに自分がどう観たのかも忘れてしまったのでブログに書いた当時の感想をプレイバックしつつ感想文。

超絶戦車映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』感想文

超絶戦車アクションが連続する大娯楽編も、その背景にはしっかりロシアンエレジーが。おもしろうてやがてかなしき実によい戦争映画だった。