スパイはたいへん映画『工作 黒金星と呼ばれた男』感想文
どの程度事実に近いのかはあまり気にしない方がいいタイプの映画だとは思うがこれで実録。映画向けのネタありすぎだろう韓国。超おもしろかった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
どの程度事実に近いのかはあまり気にしない方がいいタイプの映画だとは思うがこれで実録。映画向けのネタありすぎだろう韓国。超おもしろかった。
観ながら色々考えてたんですが、つまるところこれは観る者を気持ちよくさせるための映画で、ショックを与えたり考えさせたりするようなものじゃないんだと思った。どうでしょう。どうなんでしょう…。
絵がとても良い。ここには確かに一本の映画として抗いがたい魅力がある。ぼくは幸福の科学の信者ではないがそう感じた。いやぁ、困ってしまうよねぇ。困ってしまうよ…内容が内容だから。
おもしろかった。ショボいところも白けるところも沢山ありますけど戦国の世に逃げるわけでもなく自衛隊の現代戦ものっていうリスキーかつほぼほぼ未踏破なジャンルに果敢に挑んでこの結果なら悪くは言えない。
北アイルランド問題を扱った映画として大変面白かったし、ジャッキー映画としても面白いんだからよくできた映画だ。結局政治の駒でしかない人々の悲哀も正面から描いて、苦い苦い後味を残すあたりも作り手の本気を感じて大変よかったです。
超スピードでチェイニー激動の半生を回顧。断片的なショットの多い情報の洪水の観。おもしろかったが観ている間も観終わった後も感想が分単位で変わってしまい安定しない。
軽いサスペンスとユーモアと嫌味のないささやかなロマンスとあと社会正義。巧みなストーリーテリングは円熟の域だ。いや面白かった、面白かった。でも難しいなぁと思いましたね、なんか。
まだ観てない人は騙されたと思ってというか売り方を確信犯的に誤っている配給会社の宣伝に騙されて観に行って衝撃を受けてほしいとおもう。なんかすごい。
色々と見ていて痛いが、ロブ・シモンセンのミニマムな音楽は捻りがあって耳に楽し。アルトマン風のカメラワークは目に楽し。仄かなひねくれユーモアが終始漂うおもしろい映画でありました。
国連を揺るがした大スキャンダルを分かりやすい答えを出すでもなく正面から批判するでもなく、ハードボイルドに背中で語る硬派な社会派サスペンス。おもしろかった。