感じないなら考えろ映画『燃えよスーリヤ!!』感想文(ネタバレ途中からあり)
衝撃。まさかこんな邦題の映画で主人公の先天性無痛無汗症設定が武器にならないとは…。アクション映画である以上に変種の難病映画にして映画賛歌。予想していたタイプの面白さとはだいぶ違ったが面白かったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
衝撃。まさかこんな邦題の映画で主人公の先天性無痛無汗症設定が武器にならないとは…。アクション映画である以上に変種の難病映画にして映画賛歌。予想していたタイプの面白さとはだいぶ違ったが面白かったです。
去年ぐらいの映画だと思っていたらオリジナル版は2016年11月公開ということで観たのはもう3年前、細かいところなどは忘れてしまったしそのときに自分がどう観たのかも忘れてしまったのでブログに書いた当時の感想をプレイバックしつつ感想文。
今までのシリーズの完結編として落としどころはこれぐらいしかないよなぁっていう結末にちゃんと着地したんじゃないですか。着地のために面白さが犠牲になってたような気もしますけど、どうせどんな風に作っても叩かれるんだからこれでいいんだって思いますよ。ただ無臭。圧倒的に無臭。
裏社会のお仕事を終えたナタリー・バーンが貧乏ダイナーに入ってステンレスのナプキン入れを鏡代わりに額の血を拭う等々、金はないがノワールなディティールに抜かりのないB級ノワール・アクションの快作。
全編サスペンスフルで中だるみナシ。ジョエル・キナマンの男気も悪い奴の悪さも素敵な好編でした。さすが梅沢富美男推薦!
負け犬未満、勝ち組落第、とりたててやりたいこともないがかといってダメ人間に堕ちきれるわけでもない何にもなれない『N.O.』を地で行く無職男が、殺人毒ガスに立ち向かう! 激燃えパニックアクションコメディでした。
マイク・バニングの赴くところ、戦闘員と非戦闘員を問わず死体の山が築かれる。コナンくんのような金田一少年のようなお前が一番危ないやんけ系の死神シークレットサービスの存在価値とは。むしろ逆にバニングが投獄されていた方が合衆国は平和だったのではないかと思わずにはいられない。おもしろかったです。
クロエ・グレース・モレッツのぱっつんウェイター姿! 一生懸命怯えた演技をするが怯えるにはガタイと体幹がしっかりしすぎているから怯えた感じにならないギャップ! 開放的ニューエイジャーなルームメイトと会話を交わす時の優等生っぷり! モレッツに萌える映画。
きったねぇ白タンクトップで汗まみれになりながら戦うマッケンジー・デイヴィスの女グラディエーターっぷりがあんまりに素晴らしいのでもう脇の匂いを嗅ぎたくて仕方がない。
極限サバイバルというよりは北極の寓話。あと即席ラーメンが超うまそうな映画。いつ北極で遭難してもいいように備蓄しておきたい。